
会津観光大人の道草?
野草訪ねて喜多方熱塩温泉と渓魚釣り旅
今年の会津観光は、何処も八重の桜一色ですね。
しかし、想い出創りは名立たる観光名所ばかりとは限りません。会津地方には隠れた秘境?が沢山あるのです。それは、昔からの湯治場。神社仏閣野仏巡り。季節折々に咲き乱れる野草群落。そして、釣りファン憧れの渓魚釣りです。
今回は、熱塩加納地区にある野辺沢周辺に、早春毛鉤(逆引き毛鉤)を持って釣りに出かけました。この時期には、川辺一帯に可憐な白い花「二輪草」が咲いています。渓流釣りには、未だ雪代水の出水があり早いかも知れませんが、狙うはこの時期ならではの尺上イワナです。もちろん、帰りの楽しみは熱塩温泉立ち寄り湯です。

FFタックル(毛鉤竿)は、7フィートDT4番フロートライン。7.5F3Xリーダー。早春の渓流は、増水しているので余分なロングテップは必要としない。何故なら、逆引き釣り法なのである。テンカラ(和式毛鉤)釣りでは、逆引きなる釣り法がある。フライフィッシャーは、殆ど使わない和式テクニックなのだが、水量が多い時期には、岸辺に手繰り寄せて岩魚を狙うにはこれしかないのである。(釣券購入は、喜多方。熱塩地区セビン店)
釣りスタイルは、上流に位置して下流にキャスト。水面直下を毛鉤が流れる。そのまま、ラインリトリーブしてイワナを引き寄せるのだ。これがまさに逆引きスタイルだ。二時間ほどで、ようやく早春岩魚をヒット。撮影して素早くリリース。逆引きで思い出すのは、バックで走り続けた日中線です。


一昔前、会津若松から熱塩温泉まで列車が走っていたのです。しかし、昭和13年に福島県側が開業したものの典型的な閑散ローカル線であり、廃止時点で各駅に停車する1日3往復の客車列車が、朝夕(朝1往復、夕方2往復)に運行されるのみで、「日中走らぬ日中線」「日中は走りま線」とも揶揄されたとか。
それらの列車は地元高校生の通学輸送が専らの目的であり、熱塩温泉への宿泊客・湯治客の輸送には全く利用されていなかった。また、熱塩加納村にあった与内畑鉱山(石膏)・加納鉱山(銀・銅)の貨物線としての役割も担っていたが、昭和47年に廃鉱となると貨物収入も減少していった。1984年に廃止された。その面影が、現在でも熱塩温泉駅に客車が残されています。座席には、塩泉の人々と刻んだ歴史の傷が残っています。


熱塩温泉温泉街は、昔の当時宿風景が今に残っています。
凄くのどかで、眩い蛍光看板などありません。足湯と共同浴場は、示現寺近くにあります。小さな看板しかないけど、お寺入り口の叶屋商店(郷土のお土産)で200円を支払えばOKです。泉質は、全国でも珍しい「鉄分。塩分。」等を含んだ茶褐色の高源泉は、切り傷、神経痛、アトピーなどにも効果があるとされている。示現寺は禅寺で、座禅と精進料理を体験することができます。(要予約)もちろん、喜多方ラーメンもお忘れなく!!
●喜多方観光協会
http://www.kitakata-kanko.jp/lodging/spa.php
●伝説の釣り人達。湖伝説「渡辺良雄」
http://www.kentsurusaki.com/news/
●温泉ソムリエ
http://www.inawashiroyuyu.com/onsensommelier.html