お勧め初夏の散策路「柳津福満虚空蔵尊」
初夏の風が、頬を吹き抜けて心地よくなってきましたね!
今回は、福島県人が県内外から23名ほど集結して、20年振りの同級会を開くと言う皆様に添乗致しまして、仏都の会津を巡る旅を満喫してきました。各地から会津若松駅前に集合。懐かしくも手を取り合いながらバスに乗車。国道49線を南西に向かい坂下町七折り峠を過ぎると、只見川の青い橋が見えてくる。その手前信号から只見町新潟方面に左折する。間もなく大きな赤い橋に到着する。この地は、虚空蔵尊で知られる柳津町である。町のシンボルともなっている福満虚空蔵尊圓蔵寺は、1,200年もの歴史を誇る会津を代表する名刹でもある。国内では、千葉・茨城と共に日本三虚空蔵尊の一つとして、多くの人々の信仰を集めています。
只見川沿いの風景を満喫しながら、柳津温泉街を一周して虚空蔵尊の裏手にある駐車場に向かう。本道正面ではありませんが、年配者には階段数が少なくてすみますので、こちら側を利用する事もあります。他の神社仏閣と比べて、虚空蔵尊内には「見る所と絶景の見晴台」が数多くあります。
圓藏寺の下手に、奥之院と由緒あるお寺があります。今から約1,200年前に徳一大師によって創建されたもので、圓藏寺の隠居寺として盛衰をともにしてきたと言います。奥乃院の境内には弁天堂があります。室町時代中期・応永年間(1,394~1,428年)建立の禅宗様式を伝えるカヤ葺きの方三間の単層堂で国指定重要文化財となっています。柳津本町は只見川と銀山川の合流点にあり、昔から水難に遭うことがしばしあったため、弁財・福智・延寿・除災・得勝をつかさどる天である弁財天が祀られたものと考えられ、弁天堂の名称となっています。
「只見川」
只見川の源流は、新潟県と栃木県、そして福島県境の尾瀬沼にあります。
銀山湖。大鳥湖。田子倉湖を経て、只見町に入り稲川と合流。その後も様々なダムを通り抜けて阿賀野川に到達。やがては、日本海へ流れ下ります。電源開発が行われる以前は、材木を運ぶ手段として筏流しも行われていました。
昔も今も変わらない川辺の風景は、四季折々に境内からも鑑賞できて参拝者の心を和ませてくれます。
撫牛」
丑寅の守り本尊でもあり、牛とは深いかかわりを持ち「丑」はもともと御仏の使いとされてきました。丑寅生まれの守り本尊としても信仰を集め「撫牛」をなでると福と知の無限のご利益があり開運が開けるとも言われています。現堂再建の折、境内に赤い牛が集まり資材等の運搬などを手伝い、それを称えて祀られたともいわれます。この大牛を撫でながら願い事をすると成就するといわれ、会津の『あかべこ』はこの由来により来たものと言われます。
「十三講参り」
地元近隣では、十三講参りでも知られています。子供が数え13歳という子供から大人へ変わる節目に行なわれる、約200年ほど前から行なわれている信仰行事です。これまでの無事を感謝し、更に健やかに成人になることを願うお参りで、この周辺の土地の子供は6年生になると学校の学年行事として皆でお参りすることもあります。
本堂正門側には、緩やかな大河只見川が流れており、その川辺沿いには柳津温泉郷がある。時節は自然なままに流れて、その風情は参拝者の心を和ませています。美味しい地元のお蕎麦屋さんも多数あります。今回は、そば処「ふなき」さんの天ざる蕎麦(1,300円)を戴きました。会津の天ざるは、郷土食でもありますので、街場のそば屋さんとは具材が代わります。今回は何と!ぶどうの新芽?が葉と共にからりと揚げられていました。食味は?ちょっと苦かったかな。
大自然が取り囲む6月の会津は、貴重種でもある「ウスバシロチョウ」が舞飛んでいます。別名は花嫁の纏「ウェデングベール」。透き通るような薄い両羽が凄くきれいです。是非、参道脇の草むらを御覧下さい。
今夜のお泊りは、会津猪苗代湖畔にありますレイクサイド磐光ホテルです。初夏の陽気に誘われて、登ったり降りたりと階段数は??疲れた筋肉をほぐすには、ホテル3階にある展望風呂が一番です。右に会津磐梯山。目に前に広がる紺碧の猪苗代湖。夕方からの宴会は大変盛り上がりましたよ!だって、添乗員の私が唄をサービスしましたからね!
http://www.youtube.com/watch?v=jz1C-VJ9CmA
●各駅送迎会津観光お問い合わせ。
●蕎麦処ふなき
http://soba-funaki.com/
●柳津観光協会
http://aizu-yanaizu.com/
●所在地:〒969-7201 福島県河沼郡柳津町大字柳津字寺家町甲176
拝観時間:午前7時~午後5時 拝観料:無料
柳津観光協会観光案内所
福島県河沼郡柳津町大字柳津字寺家町甲176-3
TEL 0241-42-2346