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南相馬の記憶と記録 岡部昌生フロッタージュプロジェクト

文化庁平成25年度地域と協働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業

2013 福島被災地の現状視察

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〇趣旨
 岡部昌生氏は1970年代よりフロッタージュで、ヒロシマ・夕張・諏訪・パリ・ローマ・ベネチア・ベイルートなど各地の記憶を掘り起し、記憶を記録するプロジェクトを展開してきた。シンプルでダイレクトな身体的な手法ゆえ、多くの市民との共同作業も展開し、学校での教育プログラムとしても活用されている。その成果は、ベネチアビエンナーレ(2007)での「わたしたちの過去に、未来はあるのか」で公開され世界的に注目された。
 本事業では、東日本大震災の津波被害と東電原発事故による放射能漏れでコミュニティの破壊、分断、衰弱が進んでしまった南相馬市をフィールドに、作品制作・南相馬市民とのワークショップ・展覧会・フォーラム等を開催し、南相馬を含む相双地区の歴史を学びながら、参加者と美術表現を共有する。さらに、参加者同士が意見を発表・交換する場を設定し、南相馬市の現状について認識を深め、広く国内外に発信する機会を探る。
 これまでに行ってきたワークショップ・公開制作に加え、今回は岡部昌生のフロッタージュ制作現場を南相馬の津波被災地を中心に作家とともに見学する。また、南相馬で制作された作品を本事業の拠点である南相馬市博物館で鑑賞。震災後の地域文化の拠点として活発な活動を行っている南相馬市立中央図書館を同館早川副館長の案内で見学。南相馬市博物館学芸員の案内で津波被災地の環境変化を観察する。

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〇行程

●9月2日

○13:00 
 南相馬市博物館集合・岡部昌生の南相馬でのフロッタージュ作品を鑑賞。
○13:30
 出発、南相馬市内の岡部昌生作品制作地を見学。
○16:00
 南相馬市博物館帰着。
 岡部昌生氏×管啓次郎氏対談。
○17:00
 終了

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●9月3日

○9:00
 道の駅南相馬集合
 南相馬市博物館学芸員とともに市内環境調査。
○12:00
 南相馬市立博物館着、昼食後移動。
○13:00
 南相馬市立中央図書館見学。
○14:00
 出発、飯舘村経由で福島駅へ。
○16:00
 福島駅到着解散予定。

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〇連絡先

岡部昌生フロッタージュプロジェクト実行委員会
事務局 二上 文彦(南相馬市博物館学芸課)

南相馬市博物館
〒975-0051 福島県南相馬市原町区牛来字出口194番地

℡0244-23-6421    FAX0244-24-6933

http://www.city.minamisoma.lg.jp/index.cfm/24,html

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