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南会津の夏「釣りと温泉。食の旅」

伊南川本流
伊南川本流

福島県南西部に位置する南会津地方は、高原の湿原から里山風景。そして泉質の異なる天然温泉が、各地に点在する旅のオアシスだ。今回は、郡山市からR118。R121を経由して、南会津伊南川に向かった。この地方に通い続けて既に30年以上となるが、綺麗な清流に棲むイワナとヤマメの聖域でもある。

本流筋に棲息する、尺上の幅広山女魚。このスーパー山女を攻略するには、食性を知らずして連チャンモードには突入しない。東北の梅雨期も、そろそろ終盤となってきた。本流の川底には、アユの食み跡も見られ水温上昇を物語っている。伊南川本流は、尾瀬沼周辺を水源にして、南会津から只見地方に流れている。
7月19日のアユ解禁を前にして、今季3度目の本流釣行となった。6月中旬ごろは、ヒット確率は高いものの、サイズは25cm以下が多い。幅広の体系となるには、水温16度以上。オイカワの産卵期を迎えてからになる。本流ヤマメの好物は、何と言っても99%がオイカワの成魚(10㎝前後)なのである。

本流山女魚
本流山女魚

ルアータックルは、6FミディアムアクションにABUカージナルスピニング。ラインは6ポンド150mストック。早朝6時からのキャストになった。水色も良し水量も最適だ。しかし、キャストから一時間経過。アタリどころか、追いの魚影も確認できなかった。昨年と比べて、川の渓相は全く異なっていた。ここ数年来、局地的な豪雨が毎年のように襲ってくるためか、中洲の柳も消えていた。
最初の入渓地点和泉田橋から、只見地区中ノ橋まで下がった。橋の上流地点には、急流とオープンフィールドが交差するベストポイントを形成している。セレクトルアーは、6gレッド&パープル。フックはシングルにして、キャストを開始した。
 水深は約70㎝ほど。流れに対して、アップキャストしてから、流速に合わせながらリーリング。底岩が水流を巻き戻す地点で大きなアタリ。ようやくストライク。バラさないように、ロッドテンションを保ちながら、慎重にランディング。
尺上とまではいかなかったが、28㎝の本流ヤマメだった。撮影後は素早くリリース。この時期のヤマメはキープせずに、リリースして欲しい。何故なら、夏を過ごして産卵期に入る9月下旬になると、尺上どころか35㎝までに成長しているからだ。

●南会津西部漁協
(アユ解禁7月19日。土)。渓流釣り:一日券:1,000円。
遊魚券:さかい温泉前宮川商店。電話:0241-73-2560
●アクセス:東北道白河ICからR289甲子トンネル経由下郷町。R121田島町からR289伊南川

古町温泉赤岩荘
古町温泉赤岩荘
酸性泉露天風呂
酸性泉露天風呂

「只見。南会津。天然温泉」
伊南川沿いには、上流から桧枝岐温泉。木賊温泉。古町温泉。きらら289。
深沢温泉。只見温泉。これらすべて泉質が異なります。茶色の温泉から白濁温泉まであるので、温泉巡り旅も楽しいです。
暑い陽射しの下で、本流遡行半日は疲れます。そんな時には、伊南川沿いにある山口温泉。酸性質塩化物泉の露天風呂に浸かれば、筋肉疲労がスカッと和らぎます。源泉そのまま100%掛け流しです。


●古町温泉赤岩荘:大人600円。お食事OK。
福島県南会津郡南会津町古町字太子堂186-2
TEL 0241-76-2833。【定休日】水曜日
【営業時間】: 入浴:9時30分~20時。 食事:11時~18時30分
●東武鉄道:浅草駅→会津田島駅( 会津鉄道時刻表 )
●会津バス:会津田島駅発内川行き→針生→山口。古町温泉入口下車(乗車時間約1時間徒歩3分。
●詳しくは:http://www.sayurinosato.co.jp/akaiwa/index.php

旬処こぐれそば屋
旬処こぐれそば屋
天ざる蕎麦
天ざる蕎麦

「会津に来たら田舎蕎麦」
会津の里は、お蕎麦の産地です。そば通に人気なお店も沢山ありますが、今回は塔のへつり入口にある「こぐれ」さんに立ち寄りました。このお店の人気は、旬な山菜をカラッと揚げた天麩羅です。猿楽台地産出の手打ちの蕎麦と、一緒に賞味するのがお勧めです。
●旬処こぐれ●0241-67-3565〒969-5300 。営業時間:10時~17時。
福島県南会津郡下郷町弥五島牧野上ノ山3427
会津鉄道会津線塔のへつり駅から徒歩10分

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