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湯治湯で腰痛治療「押立温泉さぎの湯旅館」

初冬の会津磐梯山
初冬の会津磐梯山

2017年12月5日。冬間近の猪苗代町に行ってきました。
その目的は、昭和初期あたりから湯治旅館として、県内外からお客様が来ていた「押立温泉さぎの湯旅館」に、腰痛治療のため訪れました。温泉は、高塩泉単純温泉です。このナトリュウム系の泉質は、関節痛から筋肉疲労回復に効果があります。今年の5月頃からお邪魔してから、7度目の訪問となりました
猪苗代道の駅で、もうすぐ開幕するウインタースポーツの情報を得るため、観光案内所に立ち寄りました。11月25日に、60cm前後降雪してビックリしましたが、その雪もスキー場に少し残っていましたが、麓の雪は程んど消えていた。雪の無い田んぼには、白鳥の群れが餌を啄んでいました。

さぎの湯旅館
さぎの湯旅館

さぎの湯内湯は、5人ほどが入れるスペース。現在のこの温泉は、上部にある猪苗代リゾートからの源泉を引き湯している。掛け流しされている泉温は、41度前後。熱くもなくぬるくも無く、15分程長湯してしまいました。湯上りに、お蕎麦を食べていたら汗が噴き出してきました。この状況は、痛みのある関節部を保温してくれています。

内湯から窓を開けてみると、残雪が少し残っていて既にモノクロの世界が広がっていた。この静けさが、身体も心も和らぐんですよねぇ。さぎの湯は、安政3年に開湯したそうです。その当時は含重曹硫黄泉でした。泉温は25度前後しかなくて、釜に源泉を引き込んで薪で加温していたそうです。

さぎの湯内湯
さぎの湯内湯
安政の源泉味噌の大樽
安政の源泉味噌の大樽

その源泉は現在も自噴しています。
しかし、この源泉を使用せず融雪プールに流し込まれていた。昭和の時代からは、ボイラー設備にと最新設備に移行しましたが、硫黄泉の泉質が強くて機器が数年で作動不能になってしまったそうです。だから、引き湯しているんですね!7月にそのお話を伺ったときに、温泉大好きの吾輩にとっては、もったいない!何と勿体ないんだろうかと、自問自答。その答えは、責めて200年前の安政の湯を見るだけでもいいかなと思案した結果、ご主人にお願いして窓の外に引き込みました。その湯船は、大正15年に造られた味噌の大樽です。此れも拝借しました!
私の我がままで、現在では安政の湯を内湯から覗くだけの環境ですが、できたら来春には泉質検査を得て、温泉友の会メンバーを募って入浴体験できるようになればと思っています。

昭和浪漫あふれる湯治部屋
昭和浪漫あふれる湯治部屋
押立温泉入り口の白鳥の群れ
押立温泉入り口の白鳥の群れ

日帰り入浴料金:大人500円。小学生以下:300円。
一泊2食:7,500円~。湯治予約:3泊4日(お昼自由食):お一人様20,000円。
〒969-3286 福島県耶麻郡猪苗代町押立温泉
猪苗代駅。翁島駅までお迎えします。
TEL:0242-65-2515  Fax:0242-65-2243
http://www.saginoyu.biz

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