郡山市から晩秋の旅路
郡山市磐梯熱海温泉R49から、石筵方面磐越道熱海ICを過ぎて高速道路下を過ぎると、右手に住吉観音堂が見えてくる。
旅人の安全と厄を払い除けるものとする十一面観音像は、安達郡33観音霊場代29番札所。古くから人々の信仰が続いている。高玉観行院。現住吉観音堂の御木尊として安置されている仏像である。母成峠頂には、戊辰戦争で尊い命を失った慰霊碑もあります。
観音堂お参り。戊辰戦争慰霊碑に立ち寄り、中ノ沢方面に向かった。目的は、この時期でしか見られない晩秋の達沢不動滝です。夏場の大滝は豪勢ですが、落葉樹が舞い降りた不動滝は、何故か哀愁を感じます。
第一第二駐車場には、県内外からのお客様がいっぱいでした。
自然清水の手洗い場。そして立沢不動明王神社にお参りの後、観覧上から撮影開始。左手には、女滝もあります。新緑の季節から、晩秋に至るまでの樹木。落葉霊場の滝下を流れるのは、達沢川です。せせらぎを良く見ると、婚姻色に染まった山女魚が、伴侶?を求めて恋の真っ最中でした。
中ノ沢温泉郷を過ぎて、猪苗代町に向かう。途中の景色は、福島県の作曲家古関裕而さんの曲「高原列車は行く」でお馴染みの旧沼尻鉄道沿線です。
晩秋でもまだ残る会津磐梯山の秋彩を見ながら、押立温泉に向かう。磐越西線翁島駅から、車で5分の位置にある天然温泉。現在では、安政の湯「さぎの湯旅館」一軒だけが開湯しています。
昭和初期までは、天然硫黄泉を引き湯していましたが、今では高塩泉の単純温泉かけ流しされている。泉温は、45度前後ありますので登山やトレッキングの後に入浴すれば、筋肉のこわばり等を和らげてくれます。
猪苗代町は、高原ソバの故郷です。
既に刈り取りは終わっていましたが、いなわしろ道の駅。いわはし館など、町内何処のお蕎麦屋さんでも、新蕎麦を楽しむことができます。
住吉観音堂
郡山市熱海町高玉鍋倉5-2
磐梯熱海ICより車で1分。IC下車後右折。高架下を過ぎてすぐ右手に見えます。
猪苗代押立温泉さぎの湯旅館
〒969-3286 福島県耶麻郡猪苗代町磐根佐賀地2556
TEL*0242-65-2515
http://www.saginoyu.biz/