寒さが本格化する福島の冬。雪景色や凛とした空気が心地よく、どこか非日常を感じさせます。そんな季節だからこそ味わいたいのが、心も体も温めてくれる地元のグルメ。香ばしく焼き上げた餃子や、昔ながらの囲炉裏で仕上げる田楽、独自の進化を遂げたラーメン、手焼きの煎餅体験、そして地元産のエゴマを使った担々麺など、福島の風土と食文化が詰まった逸品たちが揃っています。それぞれの料理には地元の歴史や文化が色濃く息づいており、食べるだけで福島の魅力を感じられること間違いなし。冬の旅で見つける、忘れられない味わいと温かさを体感しに行きませんか？
※営業日、営業時間は訪問前に各施設へご確認ください。
１．福島のソウルフード！一口で虜にする円盤餃子
福島市にある「餃子 照井」で楽しめる円盤餃子は、まるで円盤のように綺麗に並べられた餃子が目を引く一品です。外はパリッと焼き上げられ、中の餡はジューシーで旨みが溢れ、福島を代表するソウルフードとして地元民にも観光客にも愛されています。にんにくや野菜の甘みがじっくりと引き出された餡は、特製のタレをつけて食べるとさらに美味しさが際立ち、一口食べればその香ばしさと絶妙な食感に驚かされます。シンプルながらも奥深い味わいで、気づけば一人で一皿を完食してしまうこと間違いなしです。福島の名物を味わいたいなら、まずはこの円盤餃子をお試しください。
グルメ：円盤餃子
店舗名：餃子 照井（本店）
住 所：福島県福島市飯坂町錦町1-21
T E L：024-542-4447
U R L：https://www.gyouza-terui.com/
おすすめ周辺スポット 歴史と自然が織りなすパワースポット・中野不動尊
「中野のお不動さま」と親しまれる中野不動尊は、日本三不動の一つとして名高い福島の霊場です。伝説によると、恵明道人が山神のお告げを受けて不動明王を祀り、不滅の聖火を灯したことがこの寺の始まりとされています。その聖火は現在も奥の院洞窟内で「不滅の燈明」として燃え続け、訪れる人々に強い加護をもたらしているとされています。境内には、厄除けの「厄除不動」、眼病平癒の「眼守不動」、そして三日月形の剣を持つ「三ヶ月不動」の三不動明王が祀られており、真剣な願いには応えてくれると信じられています。
場 所：福島県福島市飯坂町中野字堰坂28
詳 細：https://nakanofudouson.jp/
２．炭火の香ばしさに心が躍る、極上の味噌田楽
会津若松市にある「満田屋」は、創業以来長年にわたり、福島の伝統的な味噌文化を支えてきた名店です。この店の自慢は、囲炉裏でじっくりと焼き上げられる田楽です。お餅やこんにゃくを炭火で丁寧に焼き、香ばしい匂いが立ち上ると、特製の甘辛い味噌だれをたっぷりと塗ります。この味噌だれは何度も試行錯誤を重ねて作り上げられたもので、一口食べると豊かな風味が口の中に広がり、まさに福島の冬にぴったりの温かさを感じられます。地元民にとっても親しみのある味であり、観光にいらした方にもぜひ味わっていただきたい逸品です。
グルメ：田楽
店舗名：満田屋
住 所：福島県会津若松市大町1丁目1-25
T E L：0242-27-1345
U R L：https://www.mitsutaya.jp/
おすすめ周辺スポット 福島観光で外せない！鶴ヶ城の歴史と魅力を知ろう
満田屋の味噌田楽を味わった後は、会津若松のシンボル、鶴ヶ城（会津若松城）へ足を運んでみましょう。400年以上の歴史を持つこの城は、戊辰戦争の舞台にもなった歴史的な名所で、美しい天守閣が印象的です。春の桜、秋の紅葉など季節ごとに違った魅力が楽しめ、特に冬の雪化粧を纏った姿は幻想的です。会津の歴史と文化に触れ、心温まる田楽とともに味わい深いひとときを過ごしましょう。
場 所：福島県会津若松市追手町1-1
詳 細：https://www.tsurugajo.com/tsurugajo/
３．至福の一杯、白河ラーメンの原点へ
白河ラーメンの代名詞とも言える「とら食堂」は、県内外から多くのラーメンファンが訪れる人気店です。手打ちのコシのある麺は、職人が一つひとつ丁寧に仕上げており、スープには厳選した丸鶏、鶏ガラ、豚ガラを使用してじっくりと旨みを引き出しています。スープは透明感がありながらも深いコクがあり、あっさりとした味わいが特徴で、最後の一滴まで飲み干せる美味しさです。地元の方はもちろん、観光で訪れた人々もその虜になります。何度食べても飽きない味で、遠方から訪れる価値がある福島自慢のラーメンです。
グルメ：白河ラーメン
店舗名：手打中華そば とら食堂
住 所：福島県白河市大字双石滝ノ尻1
T E L：0248-22-3426
おすすめ周辺スポット 再建された美しき小峰城！石垣と白壁が織りなす風景
白河ラーメンを堪能した後は、小峰城に立ち寄ってみてください。奥州関門の名城「小峰城」は、江戸時代の寛永9年（1632）に初代藩主・丹羽長重が大改修を施し、梯郭式の平山城として完成しました。戊辰戦争で落城しましたが、平成に入り、三重櫓と前御門が忠実に木造復元され、今も市のシンボルとして親しまれています。震災から復旧した美しい石垣と、春には桜が彩る風景は圧巻。歴史と自然の織りなす絶景が訪れる人々を魅了します。
場 所：福島県白河市郭内
詳 細：https://www.city.shirakawa.fukushima.jp/page/page001390.html
４．アツアツ香ばしい手焼き煎餅の美味しさを、喜多方で体験
喜多方市にある「山中煎餅本舗」では、伝統の炭火焼きで香ばしく焼き上げられた手作り煎餅が楽しめます。この煎餅は、昔ながらの製法を守り続けることで生まれる独特の風味が魅力で、焼きたての香りと食感は格別です。また、お店では自分で煎餅を焼く体験もでき、家族や友人と一緒に楽しむことができます。焼き上げたばかりの煎餅は温かく、手作りならではの素朴で奥深い味わいがあり、思わずもう一枚と手が伸びてしまいます。喜多方の伝統文化を肌で感じたい方にはぜひ訪れていただきたいスポットです。
グルメ：煎餅（喜多方煎餅）
店舗名：山中煎餅本舗
住 所：福島県喜多方市関柴町上高額北町407-1
T E L：0241-22-0004
U R L：https://www.yamanaka-senbei.com/
おすすめ周辺スポット ノスタルジックな蔵の風景が広がる喜多方蔵の里へ行こう！
山中煎餅本舗で香ばしい煎餅を味わった後は、喜多方市の「蔵の里」を訪れてみましょう。喜多方は日本でも有数の蔵の街として知られており、昔ながらの建物が並ぶ「蔵の里」では、歴史ある蔵造りの建築物を見学することができます。古き良き町並みを歩きながら煎餅を片手に食べ歩くのもおすすめ。喜多方の文化と歴史を深く感じられるスポットです。
場 所：福島県喜多方市字押切二丁目109
U R L：http://www.furusatosinkou.co.jp/sato/
５．香り高きエゴマで深まる味わい、福島の恵みを一杯に凝縮した担々麺
田村市の「麺や えねる」では、地元産のこだわり食材をふんだんに使用した絶品担々麺が人気です。特におすすめなのが、地元で栽培されたエゴマを使用した「えごま担々麺」。スープには、福島の三大地鶏である会津地鶏、川俣軍鶏、伊達鶏が使われており、深みのある味わいが楽しめます。辛さやシビレ具合を選べるため、好みに合わせてカスタマイズ可能で、食べる人の心と体を芯から温めてくれる一杯です。地元の食材が融合した贅沢な味わいを、ぜひ堪能してください。
グルメ：えごま担々麺
店舗名：麺や えねる
住 所：福島県田村市船引町船引源次郎113
T E L：0247-61-7565
U R L：https://www.instagram.com/menya_ener/
おすすめ周辺スポット 非日常を体験！あぶくま洞で味わう神秘の空間と驚き
えごま担々麺を堪能した後は、神秘的な非日常空間「あぶくま洞」へ足を運んでみましょう。何千年もの時を経て自然が創り出した鍾乳石が、地下に広がる幻想的な世界を彩ります。洞内は静寂に包まれ、灯りに照らされる石の造形が浮かび上がる様子はまるで異世界にいるかのような気分に。年間を通して15℃の洞内は、夏は涼しく、冬は暖かく感じます。日常を忘れ、心の奥まで浄化されるような神秘のひとときをお楽しみください。
場 所：福島県田村市滝根町菅谷字東釜山1 番地
U R L：https://abukumado.com/
カフェや老舗店舗で楽しめる地元の食材を活かしたほかほかスイーツもチェック！
福島の冬を味わう♡ 心も体も温まるふくしま冬グルメ特集【スイーツ編】
URL：https://www.tif.ne.jp/jp/entry/article.html?news=17960
