

飯坂町を流れる赤川の氾濫を、堀を切って被害を食い止めたことから堀切と称したと言われる堀切家は、日本の近代政治史にその名を残す善兵衛(衆議院議長・駐イタリア大使)、関東大震災後の東京復興に尽力した善次郎(東京市長・内務大臣)、福島経済界に大きな役割を果たした久五郎(衆議院議員)を輩出しました。
主屋は、火災のあった明治13年の翌年に再建された近代和風住宅です。
敷地内には、県内で現存する建立年代が明確な最古の十間蔵(1775年築)や当時の生活を伝える建物が見られます。
また邸内には、車椅子の方も利用できる足湯・手湯も整備され、飯坂散策のお休みどころとしても人気です。