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2014.05.09(金) 11:29 取材記事(教育旅行)栃木県那須町立黒田原中学校がいわき市で復興支援研修を実施!

山六観光で津波の体験談を真剣に聞く

仮設住宅敷地内で草刈りのボランティア

仮設住宅近くの未続駅の清掃

仮設住宅に住む方との交流

 栃木県那須町立黒田原中学校2年生101名が、平成26年4月23日から24日の日程で、いわき市と田村市を訪れました。同校は、震災直後の平成23年4月に会津若松市を遠足で訪れていますが、今回は、生徒たちから「福島復興のために、ボランティア活動をしたい」という多くの声があったため、いわき市での震災学習や仮設住宅でボランティアを行程に取り組み入れました。
 23日にいわき市に到着した一行は、薄磯海岸にある山六観光を訪れ、津波が来た時の体験談や今後の活動についての講話を聴きました。この後、移動バスの車窓から被災地を視察し、いわき市の現状や被災時の状況を学びました。生徒の鎌田嶺也(かまたれいや)さんは「震災直後は自分も大変だったと思っていたが、福島ではさらに大変な被害を受けたことを知った。将来は自衛隊を目指しているので、被災した方々が元の場所に戻れるような手助けをしていきたい」と真剣な表情で話していました。
 その後生徒たちは2班に分かれ、仮設住宅集会所や周辺の未続(すえつぎ)駅で草むしりとゴミ拾いのボランティア活動を行いながら居住している方々と交流しました。生徒の中村咲綾(なかむらさや)さんは「私たちが被災された方たちに元気になってほしいという気持ちで今回訪問したが、皆さんから笑顔で迎えられ、逆に私たちの方が元気をもらった」と話してくれました。
 生徒たちはボランティア活動の後、市内の久之浜中学校との交流会に参加し、翌24日には、アクアマリンふくしまや田村市のあぶくま洞を見学しました。

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