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2014.07.15(火) 10:28 取材記事(教育旅行)静岡県の桐陽高校がいわき市で被災地研修を実施!

図書券を寄贈する前の生徒代表挨拶

山六観光での震災講話

風が強いなか塩屋岬の前で記念撮影

取材をさせていただいた生徒たち

 静岡県の沼津学園桐陽高校の1年生186名が平成26年6月19日から20日までの1泊2日の日程で、いわき市で被災地研修旅行を実施しました。
 19日午後、福島県入りした生徒たちは、原発事故の影響で震災当時のままの姿のJR富岡駅を見学した後、宿泊先のいわき市常磐地区のホテルに到着しました。宿泊先のホテルでは、被災地体験講座として、震災を経験した方から当時の状況などの話しを聴きました。
 取材に伺った20日は、いわき市の豊間小学校において図書券の贈呈式が行われました。生徒たちから豊間小学校に贈られた図書券の購入費用は、桐陽高校の全校生徒が空き缶を集めリサイクル用に売却した収益が充てられたということで、同校では東日本大震災以降に、被災地でのボランティアなど多くの活動を行っています。今回の訪問も福島復興への一助と、生徒に多くのことを学んでほしいという思いから実現しました。
 その後、生徒たちは薄磯地区にある山六観光で震災講話を聴きました。津波被害の大きかった同地区の震災時の状況について、店内に展示された写真を見ながら説明を受けました。震災後、防災についての意識が高まっていることもあり、生徒たちは真剣な眼差しで聴き入っていました。
 生徒の方々に研修の感想を伺ったところ、土屋菊美さんは「今回研修で巡った場所では、3年経っても当時のままの所もあり驚いた。震災後しばらくは自由な生活ができなかったとの話を伺い、想像以上に大変だったことが分かった」と話してくれました。また、磯部彰彦さんは「静岡では東海地震の不安もあり、他人事には思えない。実際に来てみて、テレビなどでは見ることができない様々なものを見て感じることができたのでそれを周りの人に伝えていきたい」と研修の成果と抱負を語ってくれました。

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