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2011.10.08(土) 17:08 その他取材レポート【喜楽里(きらり)博~喜多方市】

喜多方蔵の里

蔵のまちを有名にした金田実氏

社会慈善家「瓜生岩子」

土蔵造りの「安勝寺」

9月17日~11月19日までの約2ヶ月間、喜多方市では「喜楽里(きらり)博」が開催されています。今回、喜多方コンシェルジュがおすすめする街歩きをしてきました。

蔵の里として有名な喜多方市。実は有名になった背景には、ある写真家の存在がありました。その人の名は「金田実」。昭和46年頃から次々に取り壊されていく蔵へのいとおしみと、写真を通して蔵の美しさを訴えることで、蔵を取り壊す風潮に歯止めをかけたいと、病弱の体をおして撮影を続けました。そして、「蔵のあるまち喜多方」と題した写真展を、喜多方市や会津若松市、そして東京で開催し、今まで隠れていた喜多方の蔵が、マスコミを通じて全国に紹介され、地元の人も自分の住んでいるまちに誇りを持つきっかけになったとされています。

その金田実氏の写真は、「喜多方蔵の里」の味噌蔵として使われていた蔵に展示してあり、コンルシェジュの説明を聞きながら見ることが出来ます。

この「喜多方蔵の里」には、そのほかにも社会福祉の母といわれる「瓜生岩子」に関する展示があり、その生涯を知ることが出来ます。

そして最後に、蔵のまち喜多方ならではの土蔵造りのお寺「安勝寺」などを見学し、その日の街歩きを終えました。

喜多方市にはこの他にも喜多方ラーメンや蒔絵体験、そして農家のお父さんお母さんと一緒に農村生活を体験する農泊などがあり、多くの学生の皆さんに班別自主研修や農業体験として訪れていただいています。喜楽里博開催中には、非公開の蔵座敷や廃線となった日中線ウォークなど普段見ることの出来ない魅力を知ることが出来ます。ぜひこの機会に体験しにいらしてください。

■喜楽里博ホームページ
http://kirari.kitakata-kanko.jp/

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