今月ご紹介するのは、福島市飯坂町にある「まるせい果樹園」です。ライダーをおもてなしするのは、専務取締役の佐藤清一さんと看板嫁のゆきえさんご夫妻です。 　今から70年ほど前に果樹栽培を始められた佐藤家では、昭和16年にモモの木を植え、現在は他の果樹を含め、およそ７ヘクタール、東京ドームにすると約１個半の果樹園を育て続けました。そして約13年前に周辺の農家では一早く観光果樹園を展開。５年ほど前からは農家民宿として子どもたちの受け入れも行っていて、多方面で老若男女、地元や県外、多くの常連さんの「楽しい憩いの場」として人気を得ています。
　 しかし、東日本大震災・原発事故により大きな壁が立ちはだかるのです。お客様が激減した中、収穫が始まる６月頃からご夫妻は危機感を覚えます。「待っていても来てもらえない」そう感じ、７月上旬から１か月以上外販を行ったそうです。「当時は通販の顧客に手紙を書き協力を得たり、出店した先では福島にゆかりのある方々に助けられた、直接顔を合わせることで信頼感が生まれ、人の繋がりに深みが出た」と笑顔で語るご夫妻。「応援されたことで、人の優しさに触れることができ、とても勉強になった」と清一さん。
　 そんなご夫妻には、きっとライダーも同じなのです。この笑顔があなたを待っています！訪れたライダーには、特典として農園内をゴルフカートで自由探索というアトラクション付き、季節の果物の提供などを予定しています。

右：まるせい果樹園の専務取締役、佐藤清一（さとうせいいち）さん。カブ→ＦＺ400→ガンマ250→Ｚ2→ＸＬＲを経て現在はＺ2とジョグ、タクト80を所有。バイク歴28年。
左：同園看板嫁、ゆきえさん。セロから始まり、現在はマジェスティを所有。バイク歴21年。

■ ライダーズピットまるせい果樹園