浮世絵は、幕末からがおもしろい。
福島県立博物館の春の企画展示は「浮世絵」。
庶民文化で賑わう江戸末期から文明開化で華やぐ明治までの約100年。浮世絵は多色摺木版画の登場によって世に広まり、庶民に親しまれました。 現代を生きる私たちがテレビやインターネットを通して情報を得るように、 当時の人々にとって浮世絵は情報を入手するための貴重なツールでした。 歌川広重の東海道五十三次で旅行気分を味わい、歌川国芳が描いた ヒーローによって歴史や伝説を語り、寄せ絵や風刺絵で社会を知り、人気 の歌舞伎役者や力士の浮世絵をブロマイドのように買い求めたのです。 浮世絵の文化が花開くと、北斎、広重、英泉、豊国、国貞、国芳、芳年と いった天才・奇才の絵師が次々と登場し、素晴らしい作品を生みだしました。 今回の展覧会では、鉄道やガス燈、鹿鳴館等の明治風俗もご紹介します。 浮世絵をとおして、幕末から明治の「浮き世」(当時の現代的な風俗)の 世界に飛び込んでみましょう。(展覧会チラシより)
関連イベント
すべて申込不要。解説会以外は無料。
講演会「浮世絵の楽しみ方ー絵師や主題に注目して」
5/12(日)13:30~15:00
講師:藤澤 茜氏 神奈川大学 国際日本学部 准教授
国際浮世絵学会常任理事
講堂 定員先着200名
*浮世絵を読み解く楽しさについてご講演いただきます。
ワークショップ「うきよえをぬってみよう inこどもミニミニはくぶつかん」
5/3(金・祝)10:30~15:30
雪国ものづくり広場「なんだべや」
*無地の浮世絵に色をぬって、あなただけの作品に仕上げよう。
歴史講座「浮世絵のくずし字を読んでみよう」
6/9(日)13:30~14:30
講師:博物館学芸員
講堂 定員先着200名
*浮世絵に書かれた文字を読んでみましょう。
展示解説会
4/28(日)・5/26(日)13:30~14:00
6/9(日)14:45~15:15
*博物館学芸員による解説会。
企画展観覧券または年間パスポートが必要です。