諸橋近代美術館の開館25周年の節目として開催する「コレクションストーリー ー諸橋近代美術館のあゆみー」では、コレクションの4本柱であるサルバドール・ダリの作品、ルノワールやシスレー、シャガールなどの西洋近代美術作品、イギリスの現代アーティストPJクルックの作品、2023年に新たに収蔵されたフィリップ・ハルスマンの写真作品を紹介するとともに、コレクションに込められた創立者の想いや、いかにして収蔵に至ったのか経緯を振り返り、諸橋近代美術館コレクション形成のストーリーを見つめ直していきます。
展示内容
Collection STORY 1:サルバドール・ダリ
諸橋近代美術館創立者の諸橋廷蔵は美術に関心が強く、サルバドール・ダリの作品との出会いがきっかけで美術館設立への大きな一歩を踏み出しました。
Collection STORY 2:西洋近代美術
廷蔵は「広く多くの方に西洋近代美術の秀作の数々を鑑賞し、感動していただきたい」という想いのもと、19〜20世紀に活躍した画家の作品も蒐集しました。
Collection STORY 3:PJ クルック
1995年、パリ。廷蔵は偶然立ち寄ったクルックの個展で展示作品を一括購入。
廷蔵亡き後も、当館では蒐集を継続し、現在全35点が収蔵されています。
Collection STORY 4:フィリップ・ハルスマン
2020年に開催した展覧会「ダリとハルスマン」で生まれたニューヨークのフィリップ・ハルスマン・アーカイブとのご縁から、写真作品60点を2023年に購入しました。