
明治40年8月に、有栖川宮威仁親王殿下が東北地方をご旅行中に猪苗代湖畔を巡遊されて、その風景の美しさを賞され、御別邸を建築することを決定されました。「天鏡閣」とは大正天皇が命名された洋館で、国の重要文化財に指定されています。ルネッサンス様式の意匠をこらした館内で、見どころが多くあります。大理石26個のマントルピース(洋室の壁につくりつけた、装飾的な暖炉)や、各室のシャンデリア、天井に施された円形の飾り絵など部屋によってデザインに変化があります。食堂、客間、球戯室などを見学することができ、期間限定で明治のドレスの試着体験をしたり、賓客食堂で紅茶とスイーツを楽しむことができます。
いなわしろ新八景、第三番(天鏡閣)にも選ばれています。