
藩校日新館は鶴ヶ城の西側にあり、白虎隊の少年たちも文武を学んだ全国有数の学校でしたが、戊辰戦争で焼失してしまいました。その時の面影はありませんが、現在は天文台跡だけが残っています。高さ約6mの石積みで、天文学習の観測場所として使われていました。冬至の日には、暦学者や天文師範などが集まって、翌年の気候などを予測していたといわれています。江戸時代に建設された天文台はいくつかありますが、現存するものはこの天文台跡のみのため、貴重な史跡であることから、平成31年(2019)3月に日本天文遺産に認定されています。