相馬神社は相馬氏の始祖「師常(もろつね)」を御祭神として、明治12年に中村城(馬陵城)本丸跡に創建されました。
師常は保延5年(1139)に千葉常胤の次子として生まれ、相馬中務太夫師國の家を継ぎます。相馬氏は「平将門」の末裔であり、代々下総の相馬郡一帯を領していましたが、文治5年(1189)に師常は源頼朝の将であった父の常胤に従って平泉攻めに加わり、常胤は軍功をあげた恩賞として八幡大菩薩の旗を一旗と相馬地方を賜りました。師常は七人いた常胤の子の中で特に優れ、頼朝の信頼も厚かったため「鎌倉四天王」の一人に数えられており、常胤は長男には千葉地方を、師常には流山地方と相馬地方を与えました。
藤棚
樹高2.5m、直径14mの藤棚は、第17代当主が中村城記念に植えられたと伝えられ、推定樹齢は約400年です。
見頃:5月上旬