この志津倉岳は古くからの霊山であり、雨乞山として人々の信仰を集め、あるいは狗ヒン様など伝説に彩られた山である。中でも雨乞い岩を始めとした岩場やブナ原生林など見どころの多い山である。新緑と紅葉の季節に登りたい山である。奥会津にあってアクセスに難があるが、中級の山として存在感のある山岳である。
志津倉山山頂
登山口から沢に沿って林の中、しばらく登山道をたどる。突然、眼前に圧倒的な雨乞い岩が現れる。雪に磨かれたスラブをしばし眺め入ってしまう。急な尾根道をたどり三本松などの狭い岩場を通過すれば、次第にブナの原生林の中を登るようになる。緩い尾根へとたどり着けば、今迄とはうって変って、穏やかな尾根歩きとなり、まもなく頂上となる。頂上は南北が開かれ会津の名峰が良く望まれる。御神楽岳、飯豊連峰から磐梯山、七ヶ岳から那須連峰などが望まれる。下りは、細ヒドコースを降りるが、途中のブナ原生林は、このコースのポイントで、ジックリと観察して下ろう。
登山口 - [50分]- 最後の水場 -[25分] - 三本松 - [20分] - ブナ平 - [10分] - 志津倉山 - [35分] - 糸滝 - [40分] - 登山口
JR只見線 会津柳津駅からタクシー利用(約1時間)
柳津タクシー(0241-42-2120)柳津観光タクシー有限会社(0120-210187)
※会津宮下駅にはタクシー無し
磐越自動車道 会津坂下ICより約1時間
登山口駐車場に8台
登山口、行程中のトイレは無し
なし※水場あり
会津坂下ICすぐセブンイレブン会津坂下IC店と、国道252号線にファミリーマート会津柳津町店
会津柳津駅周辺 ファミリーマート会津柳津店(徒歩約10分)
古くから湯治場として親しまれ、いまでも全国的に珍しい自炊宿がある名湯。傷を負った白鶴が、この湯につかって傷を癒したという伝説も残る。泉質は塩化物温泉。2つの宿で日帰り入浴が可能。
三島町観光ポータルサイト
温泉
只見川を眺めながら入る露天風呂がある。開放感が抜群。
観光スポット
三島町が誇る伝統工芸「編み組細工」の歴史を学ぶことができ、完成品の展示、販売もされている施設。ストラップやコースターを指導員に教えてもらいながら実際に作ることもできる。
グルメ
三島町は会津桐が特産品。その桐の炭を練りこんだ麺のメニューがある。早戸温泉つるの湯に隣接する「つるや」では“くろラーメン”を、お隣に建つおしゃれなカフェ「つるのIORIカフェ」では“桐炭パスタ”を食べられる。一見、真っ黒の麺に驚くが、モチモチとした食感がおいしい。