2011年3月11日、福島県は未曾有の震災と原子力災害に見舞われました。
あの日から10年以上。傷跡は深くとも、人々は前を向き、復興の歩みを一歩ずつ進めています。
この旅では、震災の記憶を未来に伝える「東日本大震災・原子力災害伝承館」、奇跡の避難劇の舞台「請戸小学校」、地域のにぎわいを取り戻しつつある「道の駅なみえ」など、被災地の今を訪ねます。また、双葉町に誕生した最新の撚糸工場「フタバスーパーゼロミル」や、力強い書で希望を表現する「金澤翔子美術館」など、再生の象徴ともいえる場所も巡ります。
海と温泉、そして地元の人々のあたたかさにふれながら、
「いのち」「絆」「未来」への想いを、旅を通して感じてみませんか。
Day1|伝承と再生の地・浜通りの光を感じる
9:30 東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町)
福島第一原発事故や震災の被害、復興の過程を多角的に学べる拠点。
被災当時の映像や証言から、災害の記憶を次世代に伝える。
11:00 請戸小学校(浪江町)
津波被害を受けながらも、教職員と児童が迅速な避難で全員無事だった実話の舞台。
校舎内を見学し、命の大切さと防災の重要性を実感。
12:00 道の駅なみえ(浪江町)で昼食・休憩
地元食材を使った料理や、浪江焼そば、名産品の買い物も楽しめる。
復興のシンボルとして地域のにぎわいを取り戻している拠点。
13:30 浅野撚糸 フタバスーパーゼロミル(双葉町)見学
世界初の撚糸技術で注目を集めた企業が、復興の一環として双葉町に進出。
再生と希望の象徴ともいえる最先端の工場を見学。
カフェでの休憩や、タオル製品のアウトレットコーナーも楽しみたい。
14:30 いわき市へ移動(約1時間10分)
15:40 金澤翔子美術館(いわき市)
ダウン症の書家・金澤翔子さんの力強い書作品が心を打つ。
震災後に「共に生きる」というメッセージがより深く響く場所。
17:00 いわき湯本温泉・宿泊施設にチェックイン
旅の疲れを、歴史あるいわき湯本温泉で癒す。
夕食は温泉旅館またはいわき市内で海鮮や地元の味覚を楽しむ。
Day2|海とともに生きる街・いわきを体感
9:30 アクアマリンふくしま(いわき市)
震災を乗り越えた環境水族館「アクアマリンふくしま」で命のつながりを学ぶ。
11:00 いわき・ら・ら・ミュウ(いわき市)
復興市場として再出発し、観光と地元の活性化を担う複合施設。
水産物やお土産のショッピング、施設内での展示も充実。
2025/9/12から道の駅としてグランドオープンする。(改修工事中も営業)
12:30 小名浜周辺で昼食
福島県沖でとれる新鮮な魚介類「常磐もの」を使用した海鮮丼や、いわき市の魚になっている「メヒカリ」の唐揚げ、アンコウ鍋など地魚料理がおすすめ。