二本松城(別名霞ヶ城)は、寛永20年(1643年)に入部した初代二本松藩主丹羽光重公によって近世城郭として整備されました。十万石の大藩であった二本松は、戊辰戦争で激しい攻防が繰り広げられ、二本松少年隊の戦死などの悲話を残して落城しました。現在はその面影を石垣などにとどめ県立自然公園として整備され、日本百名城として多くの人が訪れます。
春には公園全体にソメイヨシノやヤマザクラなど約2,500本もの桜が咲き誇り、城跡全体を霞がかかったように桜が覆うさまは、訪れる人の心を魅了します。
また、秋は「二本松の菊人形」の会場として観光客で賑わいます。紅葉も美しく、霞ヶ池・るり池・傘松周辺など見頃に合わせてライトアップが行われます。水面を蒼に濃紅に色付けるさまは、風情を感じさせます。
智恵子の藤
霞ヶ池に沿ってふじ棚が広がり、池と藤棚のコラボレーションが美しいスポットです。
フジ棚のフジは、智恵子の生家の庭先にあったフジが寄贈されたものです。