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2013.03.26(火) 16:11 取材記事(教育旅行)熊本県立宇土中・高校と福島県立原町高校の生徒会の皆さんが交流会を実施しました!

平成25年3月14日~2泊3日の日程で、熊本県立宇土中学校・高校(中高一貫校)の生徒会10名の皆さんが、福島県の相馬市、南相馬市を訪れ、被災地の視察と学校交流を実施しました。

相馬市では沿岸部や相馬双葉漁業協同組合の見学と語り部、仮設店舗や相馬共同火力新地発電所の見学などを実施しました。生徒は「テレビで見るのと全然違った。実際に自分の目で見てよかった」を話していました。
和田観光苺組合では、摘み取り体験のほかに、被害状況などの説明を受け、皆さん熱心に聞き入っていました。
南相馬市では、山田神社を見学しました。この仮社殿と鳥居は、昨年2月に熊本県立球磨工業高等学校で宮大工を学んでいる高校生から寄贈されたものです。

2日目の夕方、原町高校生徒会の皆さんとの学校交流です。はじめに、震災当日や直後の混乱や避難先でやさしくしてもらった思い出、2年が経過した今の気持ちなどを代表の生徒が発表しました。その後グループに分かれ、「震災では何が大変だったか?」、「これから復興に向けて出来ることは何か」などそれぞれの思いを語り合いました。

熊本県立宇土高校生徒会長の河野航平君は「相馬は漁業協同組合などの被災状況がすごかった。山田神社は高台にあったのに流されてしまい、津波の大きさに驚いた。ずっと前から福島に来たいと思っていたが、早くボランティアに来るべきだったと思っている。学校交流は初めての体験だったが、とても楽しかった。今回、見聞きしたことを、帰ってからも伝えていきたい。」と視察の感想と新たな決意を話してくれました。

福島県立原町高校生徒会長の牛来新くんは「はるばる熊本から来てもらってとても嬉しかった。同じ高校生と交流をするのは初めてだったが、この震災を伝えていくことが僕たちにできることであり、大事な役割だと思っている。また交流の機会があればぜひやってみたい」と元気いっぱいの笑顔。

今回は、被災した同世代と共に学びたいという宇土中学校・高校の皆さんの思いを、原町高校の皆さんが受け、体験や感じたこと、考えたことを語り合うという形で学校交流が実現しました。今後も若い世代の交流が続いていくことを祈っています。

■動画はこちら⇒
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/movie/146.mpg

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