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2015.09.24(木) 08:50 その他上海からの復興を応援する「JAPANツアー」の御一行が飯舘村を訪れました

飯舘村の現状について説明を受ける参加者

菊池製作所での記念撮影

飯舘村視察の様子

マッスルスーツを試着し効果を体感している様子

 平成27年8月12日、上海在住の日本人留学生10名と中国人の社会人・学生等5名が飯舘村を視察しました。JAPANツアーは上海フットサルのプロ選手である八木健太朗さんが発起人となり昨年度から開催されたもので、今回で2回目となります。今年は東北の被災地の方との交流を通じて、被災地の現状を知り発信しようと企画されました。
 一行は、はじめに宮城県の被災地を訪れた後、原発事故の影響で居住制限区域(※)になっている飯舘村を視察し、震災時の状況や長期化する避難生活への不安など、村民の方から話を聞きました。ツアーに参加した中国人の張蓓(ちょうばい)さんは「福島県に来て、来る前とイメージが変わった。語り部の方からの話しは、当時の様子を未来のために伝えてくれていると感じ、とても貴重な体験となった」と話してくれました。
 その後、視察を行った村内の菊池製作所は、原発事故後も従業員が村外の避難先から工場に通い続け、「マッスルスーツ」という、介護や農業・発送業などの作業を楽にする装着型補助装置の製作・組立てを行ってきました。「マッスルスーツ」を試着して、荷物を持ち上げた参加者からは「軽く感じる」とその効果に驚いていました。
 留学生の横尾和希さんは「震災後4年が経ち、飯舘村は避難地域でありながらその中でも新しい産業が生まれており、復興に近づいていると感じた。震災が忘れ去られないよう今回見たことを発信し、これからも東北の力になっていきたい」と話してくれました。
 参加者は9月に報告会を開き、このツアーで感じたことや福島県の正しい情報を上海の方に向けて報告する予定です。
 ※居住制限区域:避難指示区域のうち、立入は可能であるが宿泊することができない地域。
 菊池製作所ホームページ http://www.kikuchiseisakusho.co.jp/

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