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2015.12.03(木) 19:10 取材記事(教育旅行)北海道旭川商業高校が修学旅行で県立福島中央高校と学校交流を実施!

フレンドリーに交流する生徒同士

福島県クイズでは事前学習を活かして連続正解を目指しました

実際の授業の様子を見学

丹精込めて制作した会津木綿のティッシュケースをプレゼント

 平成27年11月9日から11月13日までの4泊5日の日程で、北海道旭川商業高校定時制の3年生12名が修学旅行で福島県南相馬市、福島市、会津若松市、いわき市などを訪れました。
 担任の山﨑努先生は、震災で被災地の同年代の子どもたちが体験したことを身近に感じてほしいことから、現在の3年生の入学時から福島で修学旅行を行うことを決定しました。事前学習では、東日本大震災の影響で旭川市に避難している被災者の方の講話や、福島県の歴史、産業などの学習を経て修学旅行を行いました。
 取材に伺った11月10日は、南相馬ソーラー・アグリパークと伊達市の福島団体北海道移住記念碑を見学し、県立福島中央高校で学校交流会を行いました。交流会の中で生徒たちは、福島県に関するクイズと学校見学を通して親睦を深めました。はじめは緊張気味だった両校の生徒たちも徐々に打ち解けあい、会話を交わす姿も見られました。
 旭川商業高校の伊藤さやかさんは「福島中央高校のみなさんはとても優しく気さくで嬉しかった。震災後の厳しい現状の中、復興に向けて努力されている方々と会話を通して、思い出に残る修学旅行にしたい」と話していました。修学旅行を取りまとめる研修係の味噌正輝さんは「同年代と交流することでよい刺激になった。福島中央高校は体育祭や文化祭などの学校行事が豊富で驚いた。自分たちも学校行事を企画したいと思った」といきいきと話してくれました。山﨑先生は「同年代という共通点を入口にして、広い視野で世界を見る力をつけてほしかった。この交流会がそのきっかけになったと思う。有意義な交流会だった」と話してくれました。
 交流会の中では、福島中央高校の生徒が製作した会津木綿のティッシュケースがプレゼントされ、心のこもったプレゼントに旭川商業高校のみなさんからも喜びの声もあがり、和やかな交流会となりました。

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