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2016.01.12(火) 14:30 取材記事(教育旅行)長崎県立大村高校が修学旅行で福島県いわき市を訪れました。

震災当時の写真を見ながら説明

語り部講話を聴く生徒たち

雄大な農園に入る生徒たち

収穫した人参の長さくらべ

 平成27年12月8日から9日の日程で、長崎県立大村高校2年生の生徒298名がいわき市を訪れ、被災地視察や冬野菜の収穫体験などを行いました。
 生徒たちは、東日本大震災からの復興を目指す福島県に『足を運び、直接見る、地元の声を聞く、そして感じる』ことを目的に本県での修学旅行を行いました。
 取材に伺った9日は薄磯地区で復興する海岸沿いの様子を見ながら、いわき語り部の会の大谷さんや大河内さんから津波が押し寄せた衝撃の実体験で得た避難行動や危機管理等についての話や震災後の生活などについて生徒たちに話していました。
 午後からは、無農薬・無化学肥料で野菜を栽培するファーム白石を訪れ、代表の白石長利さんから、震災から今に至るまで出荷量や農産物の検査体制などの説明を受け、その後、人参とブロッコリーの収穫体験を行い、普段の生活では味わえない新鮮な表情をしていました。
 被災地を見ながら、語り部の話を聞いた生徒の境 臣太朗さんは「来る前はがれきなどが残り、大変な状況と思っていたが、来てみると復興も進んでいて驚いた。震災前に家があった場所を教えていただき、現在はその場所に家がなく悲しかった。語り部の方から話しを聞いて、微力でも福島県のためにできることをしたい」と真剣な表情で話してくれました。
 収穫体験をした小淵秋穂さんは「心配されている福島の食について、知らなかったことが多く誤解していた。検査体制がしっかりしているのに思うように出荷できないことが残念に思う。帰ったら福島県の皆さんが前向きに頑張っている姿や伺ったお話しなどを伝えたい」と話してくれました。

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