> ニュース&トピックス > 2016.02.25(木) 11:13 ベトナムの大学生が会津若松市と喜多方市で学校交流・ホームステイを実施!
日本政府が進めるアジア地域との青少年交流事業JENESYS2015による招へいプログラムにより、平成28年1月28日から2月1日までの4泊5日の日程で、ベトナムの大学生ら25名が会津若松市と喜多方市を訪問しました。
29日は公立大学法人会津大学の日本人学生及びベトナム人留学生と、セネガル人留学生13名が学校交流を行い、折り紙や習字など、日本文化を体験しました。交流会では、ベトナムの学生が、民族衣装であるアオザイを着用して歌と踊りを披露し、参加者は優雅な舞踊に魅了されたようでした。
ホーチミン市人文社会科学大学のNguyen Cao Hungさんは「日本の学生やベトナム出身の留学生など、多くの人と知り合う機会をもてて大変嬉しい。将来日本の大学院で学びたいと考えているので、日本の大学を訪問できて満足している。また、ベトナムには雪は降らないので、雪遊びを満喫したい」と目を輝かせ話してくれました。ベトナム出身で会津大学博士課程2年のVuong Viet Maiさんは「会津大学生にとっても外国の文化を理解し、お互いを知るとても良い機会となった。このような交流会がもっと増えてほしい」と国際交流の意義について力強く語ってくれました。
その後、一行は地元密着型のラジオ局「喜多方シティFM」の視察を行いました。ビデオを見ながらラジオ局がどのように地元の方と関わっているか、地元メディアの役割について知ることができた有意義な視察となりました。
ラジオ局視察後は、喜多方市グリーン・ツーリズムサポートセンターの仲立ちで、農家民泊が行われました。受け入れ農家の大場秋江さん宅には、ベトナムの学生3人がホームステイを行い、大場さんと一緒にこづゆやにしんの山椒漬け、馬刺しなど、会津の伝統料理作りにチャレンジしました。そして、地元喜多方の日本酒で乾杯し、初めて食べる馬刺しに戸惑いながらも、地元の味を堪能した様子でした。
ベトナム学生のLe Phong Vinhさんは「喜多方市の生活は平和で好きになった。ここに住んでいる人は心穏やかだと感じた。福島県は大きな災害を経験し、そこから立ち上がり、今回の訪問で強く美しい県ということが分かった。帰ったら今回体験したことや出会った人のことを友人に伝えたい。ホームステイが終わったら、きっとここは自分の第二の故郷になるだろう」と話してくれました。
ベトナムの学生はそれぞれのホームステイ先で農家の方と思い出を作り、その後、会津若松市の鶴ヶ城を見学。福島県の歴史、自然を満喫し、地元の人と出会い、暮らしを体験するなど、日本人の生活や価値観、文化を深める充実した福島県訪問となりました。
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