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2018.01.11(木) 15:00 取材記事(教育旅行)滋賀県の聖パウロ学園光泉高等学校が修学旅行で初来県!いわき市で震災学習を実施。

「地域の人々の強さと、周囲の協力がなければ、ここまで復興することはできなかった」と語り、周囲に感謝

真剣に聞き入り、講話のメモをとる生徒

楽しそうにプールでポーズ

フラダンスを一緒に踊る生徒たち

[日程]
平成29年11月27日から11月28日(1泊2日)
※全体では11月27日から11月29日(2泊3日)

[学校名・学年・人数]
2年生 248名

[来県市町村]
いわき市

[本県を訪れた目的]
 2年生の修学旅行のために初めて来県。ホスピタリティ教育をテーマとして、東日本大震災を通した、人と人との関わり方を見つめ直すことが目的。(滋賀県からは震災後初めての来県)

[取材内容]取材日:平成29年11月27日(会場:スパリゾートハワイアンズ)
 スパリゾートハワイアンズに到着した一同は、同施設の宿泊統轄支配人である郡司昌弘さんから、東日本大震災当時と復興の道のりについての講話を受けました。郡司支配人の講話の中では、炭坑産業が繁栄した時代から脈々と受け継がれてきた「一山一家」の精神、そこで生きる人々の強い絆により同施設が復興を遂げ、震災を乗り越えた軌跡が語られました。建物の損壊や、観光客の激減に見舞われても、地域や仕事の仲間と家族のように接していたからこそ、一致団結して乗り越えられたという話からは、何事も諦めずに仲間を信じることの大切さや教訓が込められていました。
 現在の様子からは想像がつかない当時の風景を思い浮かべ、改めて震災の被害を知る生徒たち。被害の大きさに驚きつつも、復興を誓って地域のために行動した人々の姿に力強さを感じていました。夜には施設ならではのプールやフラガールショーを見て楽しみました。

[生徒のコメント①]
「事前学習として見たフラガールの映画が印象に残り、ぜひ現地の方の声を直接聞きたいと強く思っていた。今回、震災当時やその後の復興のお話を聞いて、いわきの人の努力や苦労だけでなく、心の強さに驚いた。これからの研修の中でも、現地の方々との交流の中で人の強さに触れたい。」
(2年生 杉木悠真さん)

[生徒のコメント②]
「自分自身、ここに来るまで震災の爪痕を感じなかったが、東日本大震災では、地震の揺れによりこの施設も被害を受けたと聞いて驚いた。今日に至るまでの復興には、現地の方々の大きな頑張りがあったことを知り、感銘を受けた。地域のために尽くす精神を見習い、今後の生活に活かしていきたい。」
(2年生 中島宏太さん)

[先生のコメント]
「遠い場所の昔の震災だと思っている生徒たちも、実際に被災された方の話を聞いて、震災というものがより身近で我々にも起こりうることだと認識したと思う。また、震災を乗り越える話では勇気をもらえた。その教訓は震災以外でも、今後の生徒の人生の選択において重要な要素になるはず。」
(永田欣士先生)

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