> ニュース&トピックス > 2018.01.16(火) 13:50 奈良県立平城高校が修学旅行で初めて福島県を訪れました。
[日程]
平成29年12月6日から平成29年12月9日の3泊4日
[学校名・人数]
奈良県立平城高等学校・2年生358名
[来県市町村]
1日目 いわき市
2日目 いわき市、田村市、猪苗代町、会津若松市 (コース別)
[本県を訪れた目的]
昨年12月に、学年主任はじめ先生方が東日本大震災の被害を受けた本県の視察を行い、震災で被害を受けても力強く生きる福島県民の方々に会って、話を聞いて、学んでほしいという想いから本県での実施に至った。
[取材内容]取材日:平成29年12月7日(田村市)
同校が福島県で修学旅行を実施するのは初めてのこと。初日はいわき市の宿泊施設の支配人から、東日本大震災の当時の様子や復興のために取組んできたことなどについて講話があり、想像を超える苦労や数々の困難を皆で協力し合い乗り越えてきた体験談に、真剣な眼差しで聞き入っている様子がうかがえた。
翌日は、クラス毎に分かれ、アクアマリンふくしまや塩屋崎灯台などいわき市近辺のコースから、田村市のあぶくま洞や会津若松市の鶴ヶ城などを見学するコースに分かれた。今回取材した、2・8クラスはあぶくま洞を見学し、およそ8,000万年という永い歳月から造られた、神秘的な鍾乳洞と期間限定で行われているイルミネーションに目を輝かせ魅了されていた。
[学生のコメント①]
「福島県に来たのは初めて。人情味があり、親しみやすい町と思った。いわき市の沿岸部は思った以上に家があり驚いた。人の気配が少なく殺風景に感じた。地元の方の話を聴いたら、テレビやネットの情報以上に地震や津波の被害は大きく、本当の情報をメディアでは伝えきれていないことに気が付いた。スパリゾートハワイアンズの温泉はとても気持ちが良く、特にフラダンスのパフォーマンスは友達と大いに盛り上がった。風評被害や誤った情報による偏見を地元に来ることにより知ることができた。」
(2年生 文字 直輝 さん)
[学生のコメント②]
「テレビで福島の特集を家族と見たことがあったが、実際に被災された方の当時の苦しかったことや大変だった話を聴き、自分はまだまだ知らないことがたくさんあることに気が付いた。もっと自分で勉強して、本当のことを知ることが大事だと思った。福島県はだいぶ復興していると聞いてきたが、まだ復興しきれていないところがたくさんあることを知った。あぶくま洞はイルミネーションがとても綺麗で、何よりも鍾乳洞の迫力があり自然の力の凄さに驚いた。福島県は良い所がたくさんあるので、帰ったら周囲の人に話をし、より多くの学生や観光客が福島県に来てくれることにより復興に繋がるのではないかと考えるようになった。」
(2年生 山本 しほ さん)
〇あぶくま洞
http://abukumado.com/
〇いわき市震災学習プログラムについて(福島県いわき地方振興局)
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/01270a/genchishisatsu.html
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