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2019.02.22(金) 09:09 取材記事(教育旅行)台湾の華盛頓(ワシントン)高級中学と帝京安積高等学校が学校交流を行いました!

全員で記念撮影

帝京安積高校生徒の指導による和太鼓体験

書道部による蒔絵体験

写真を撮って別れを惜しむ両校の生徒達

[日程]
全体日程  平成31年1月28日から2月2日(5泊6日)
そのうち福島県滞在は1月29日

[学校名・学年・人数]
私立華盛頓高級中学 生徒68名、先生・引率4名 
帝京安積高等学校  生徒44名(生徒会、茶道部、書道部、和太鼓部)、教員7名 

[来県市町村]
郡山市

[本県を訪れた目的]
 同校は、毎年日本を修学旅行で訪れている。同世代の生徒達との学校交流がとてもよい体験に繋がることから、このたび、帝京安積高等学校と交流を通して、日本と台湾の文化の違いを知ることで更に理解を深めるため来県した。

[取材内容]取材日:平成31年1月29日

 帝京安積高等学校の正面玄関前では、到着後、次々とバスから降りてくる私立華盛頓高級中学の皆さんを生徒会と書道部の皆さんが歓迎幕と笑顔で「熱烈歓迎」しました。
 早速一同は多目的ホールに集合し、帝京安積高等学校の栗原暁校長と私立華盛頓高級中学の黄月香先生が挨拶をした後、ペナントと記念品の交換を行い、その後生徒代表の早津裕貴さんと陳品延さんが「とても楽しみにしていました。よい思い出を作りましょう」と交互に挨拶を交わし歓迎のセレモニーがスタートしました。
 はじめに、帝京安積高等学校からは、日本の伝統的な文化を伝えるため、茶道部がステージでお点前(おてまえ)の実演披露を行いました。私立華盛頓高級中学の皆さんは、作法を理解しようと熱心に通訳の説明に耳を傾けていました。続いて、和太鼓部の迫力ある演奏と演技に合わせて、大きな半紙に大筆で「響き合う音色」と書く書道部のパフォーマンスが繰り広げられると、両部のダイナミックな姿に自然に手拍子が沸き起こり、最高潮に盛り上がりました。
 お返しに私立華盛頓高級中学の皆さんからは、台湾人歌手にもカバーされた、つじあやのさんの『風になる』が日本語で合唱されダンスも披露されると、帝京安積高等学校の生徒の皆さんも一緒に口ずさんでいました。
 セレモニーの後は、各自希望した3つの部へ分かれての部活動体験を行いました。最初は互いに少し緊張していましたが、英語や簡単な日本語で会話が進むとコミュニケーションが取れ、和やかに交流をしていました。
 部活体験で一気に距離が縮まった両校の生徒達は、帰り際まであちらこちらで写真撮影や連絡先を交換する姿が見られ、積極的に友情を育む姿が見られました。


[私立華盛頓高級中学生徒のコメント①]
 「寒い中、皆さんが外で歓迎をしてくれてとても感激した。3つの部活動発表はとてもすばらしかった。台湾と日本の文化は違うけれど、書道パフォーマンスは漢字の意味が少し分かったので、より親しみが沸いた。家族旅行で東北へ来たことがあるが、福島は初めて。今日の交流会の話は家族やほかの友達にも伝えて、また機会があれば家族で福島へ来たいと思う。」
(2学年 魏健倫さん)


[私立華盛頓高級中学生徒のコメント②]
 「日本へは初めて来た。茨城から福島へ入る手前から雪が少し降ってきて、とてもきれいだった。バスを降りたらすごく寒くてびっくりしたけれど、帝京安積高校の皆さんが出迎えてくれてうれしかった。歓迎セレモニーで披露された部活動は、どれも動作が整っていて美しかった。部活動体験では、台湾にも太鼓があるので、和太鼓部へ参加して教えてもらった。初めて和太鼓を叩いたが、皆で一緒に音を合わせることができてとても楽しかった。」
(2学年 翁子茵さん)

[私立華盛頓高級中学先生のコメント③]
 「両校の生徒達の笑顔を見れば、今回の交流が大成功だったということがわかる。帝京安積高等学校の部活動発表は大変すばらしかった。日頃から一生懸命練習しているからこそ、今日のような発表ができたのだと思う。日本文化を知る貴重な機会となった。皆さんがとてもやさしく、台湾の生徒達も皆さんの良心に触れられてうれしかったはず。楽しくすばらしい一日となった。」
(黄月香 先生)

[帝京安積高等学校生徒のコメント①]
 「和太鼓を演奏中、皆さんが手拍子をして盛り上がっているのが見えて、国が違っても和太鼓の魅力を共感してもらえたことが分かってすごくうれしかった。日頃の練習通りの演奏を観ていただきたかったので、特別な演奏の準備はしなかったが、書道部とのパフォーマンスもうまくいってよかった。台湾の皆さんが加わって実際に体験するときも、部員一人ひとりがうまくコミュニケーションを取りながら教えていたので見ていてホッとした。皆で息を合わせて、太鼓を打ててよい思い出になった。」
(和太鼓部 部長 邊見 渉喜 さん)

[帝京安積高等学校生徒のコメント②]
 「台湾から大勢で来てくれてすごくうれしかった。一人で筆を執って書いた書道パフォーマンスは、自分にとっても初めての挑戦だったので、少し緊張したけれど楽しく堂々と書くことができた。交流会では言葉が通じなくて初めは戸惑ったけど、ジェスチャーなどを交えて思いが伝わったときはうれしかった。もっと会話をしたかったので、これから多国語を学んでもっといろいろな世界の人と通じ合えるようになりたい。また台湾から来てほしいと思うし、中国や韓国などにも興味があるのでこちらからも行きたいと思う。」
(書道部 部長 今泉 美袖さん)

[帝京安積高等学校生徒のコメント③]
 「最初はとても緊張して、お点前がうまくできるか心配だったが、台湾の皆さんの笑顔を見て楽しんでくれたことが分かった。部活の交流では、部員4名でお茶席の準備をしたので、裏方はとても忙しかったが、先生方に協力していただきながらおもてなしができた。畳の部屋が初めてという生徒の方もいたので、今日の交流が日本文化を知るきっかけになってもらえたらうれしい。」
(茶道部 部長 小針 愛優 さん)

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