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2011.09.15(木) 13:55 その他取材レポート【アクアマリンふくしま】

復旧した潮目の海

棚倉小学校の皆さん

がれき座

がれき座横のアクリル板

現在、福島県教育旅行パンフレットをリニューアルするため、県内の関係施設等を回り、取材を行っています。

9月9日は7月に再開したアクアマリンふくしまに行ってきました。この日は棚倉小学校4年生の皆さんが見学に訪れていました。子どもたちはきれいになった館内を元気に見て回り、至る所で歓声が上がっていました。

アクアマリンふくしまの安部館長は、「たくさんの方に助けていただいて、これだけ早く再開することが出来たことに本当に感謝しています。これからは“がれき座”も復興のシンボルとして活用していきたい。」と話していました。

がれき座は、東日本大震災により壊れたアスファルトを集め、舞台にしたもので、再オープンのセレモニーもここで開催されました。この舞台の横に、大きなアクリル板が設置されており、そこには「私たちの海をよみがえらせる」という力強いメッセージが書かれています。
その内容を紹介します。
「その日、アクアマリンふくしまは津波の中にあった。このアクリル板は黒潮と親潮をへだてる厚さ6cmのアクリル板の破片です。MARCH11、M9の地震は黒潮と親潮の「潮目の海」の2000トンの大水槽にも津波を起こし、巻き起こった大波が仕切り板を破壊し突破した。親潮の魚と黒潮の魚が仕切り板を越えて交流していた。外のアスファルトさえも波打って裂け目ができた。アスファルトをはがして、がれきの津波をつくった。アクリル板を「がれき座」の舞台の看板にして、私たちの海をよみがえらせる祭りの場とする。」

震災や津波の恐ろしさを忘れることなく前へ向いて動き始めたアクアマリンふくしま。がれき座でのイベントはホームページでご確認いただけます。皆さんのお越しをお待ちしています。

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