半田銀山として江戸時代には大いに栄え、中腹の半田沼は多くの伝説に包まれ、歴史と伝説に彩られた半田山。この山は半田沼を起点に周回できるコースが人気だ。特に春の遅咲き桜の季節がお勧め。カタクリ、シラネアオイ、ニリンソウ、スミレ類など多くの花が楽しめる。秋も登山シーズンだが、夏と冬は避けた方がいい。近年、山頂付近からハート形に見える半田沼が「ハートレイク」として人気だ。初心者向けのハイキングの山。
半田山からハートレイク
登山口となる半田沼管理センターより歩きだす。車道を外れて登山道に入ると松林の中、急坂が始まる。急な登りを終えると、木々の間から半田沼が見えてくる。広く穏やかな尾根をたどれば山頂となる。山頂には、一等三角点と石の祠が三基並んでおり、東側の展望が良い。下山は南側に開かれた道を利用できる。途中に。やがて松林の中の道となり、ジグザグを繰り返しながら高度を下げると、あづま屋が見えてくる。車道を見送り、さらに下り続ければ、半田沼管理センターに戻ることが出来る。
半田山公園管理センター - [10分]- 北登山口 -[1時間]- 半田山 - [20分] - あずまや - [30分] - 半田山公園管理センター
JR東北本線 桑折駅 または 藤田駅 - タクシー
三協ハイヤー配車センター
※桜の季節には桑折駅から臨時バス運行
臨時バスについては桑折町(こおりまち)役場へ要問合せ 桑折町webサイト
東北自動車道 国見ICから約40分
半田山自然公園管理センター駐車場(大型駐車場)に駐車。
登山口にあり
なし
国道4号線にセブンイレブン福島国見役場前店
桑折駅周辺 奥州街道沿いセブンイレブン福島桑折バイパス店(徒歩約10分)
温泉
PH9.8の高度アルカリ水のお風呂。つるつるになる美肌の湯として地元の方々に親しまれている。浴場の大きな窓からはのどかな里山の景色がひろがり、ゆったりとくつろげる。
観光スポット
半田山の山頂付近に、見下ろした半田沼がハート型に見えるビューポイントがある。看板があるのでお見逃しなく。ただし、半田沼は農業用水のためハート型に見えるのは11月~5月の期間限定。恋人と一緒にこのハートレイクを見ると幸せになれるとか。
観光スポット
阿武隈川沿いに約120haにもおよぶ桃畑がひろがり、4月中旬になると一面が鮮やかなピンク色に染まる。これぞまさに桃源郷と呼ぶにふさわしい、美しい景観となる。前後してプラムの花、リンゴの花なども見られる。
グルメ
桑折町が皇室に23年連続で献上している桃「あかつき」を使ったシャーベットが市内のコンビニやうぶかの郷で販売されている。「あかつき」の果汁を75%含み、モモの香りが口の中にひろがる。上品な味わいがいい。