三本槍岳の名の起こりは会津藩、白河藩、黒羽藩の三藩の境界を決めるとき、三藩がそれぞれに槍を持って登り、槍を立てたところからと伝えられている。旧会津街道をたどり鏡沼、三本槍岳、大峠のコースは、変化に富んだ回遊を楽しめる。歴史と花と森そして展望の山旅が楽しめる中級者向けのコース。
三本槍岳 シモツケ
林道大峠線終点から歩き始めて間もなく、鏡沼の案内を見て登り出す。涸れ沢を登って笹の多い道を進めば、大蛇伝説の鏡沼に到着する。静まり返った鏡沼をあとに、急坂を登れば縦走路に飛び出す。ここからは展望の尾根を山頂へと登りつめる。一等三角点の置かれた山頂からは、那須連峰から日光連山、燧ヶ岳などが眺められる。下りはいったん縦走路を戻り、途中から大峠分岐を下って行く。流石山から三倉山への鋭利な尾根が印象的だ。石仏の置かれた大峠から旧会津街道を下れば、林道終点へと戻っていく。
林道終点 - [50分]- 鏡ヶ沼 - [20分] - 尾根上の分岐 - [50分] - 三本槍岳 - [55分] - 大峠 - [30分] - 林道終点
会津鉄道 会津田島駅からタクシーとなるが、マイカー利用が現実的
※大峠林道は2021年9月現在、林道の部分崩落のため登山口の駐車場500m手前から先へ、車両の通行ができません。車でお越しの方は手前の日暮の滝展望台の駐車スペースに停めて、そこから林道を1時間10分程、歩いて登山口まで移動してください。なお、最新の道路状況については、下記までお問い合わせください。
下郷町観光協会 電話:0241-69-1144
東北自動車道 白河ICより約2時間
大峠林道終点手前に10台駐車可
登山口、行程中トイレは無し
なし
白河IC下りてすぐ、セブンイレブン白河インター店
会津田島駅周辺には数件あり
三本槍岳の旅のレポート掲載中!
ぜひご覧ください。
今から600年以上前の1384年、甲子の年に発見されたことからその名がついた甲子温泉。秘湯の一軒宿として名高い元湯大黒屋をはじめ、甲子温泉から湯を引いた新甲子温泉の7つの旅館で日帰り入浴が可能。三本槍岳や甲子山、旭岳を眺めながら入浴できる。
西郷村観光協会
観光スポット
下郷町の南西部にある猿楽台地は約40ヘクタールの広大なソバ畑。8月下旬~9月上旬には一斉に白いソバの花が咲き、圧巻。夏の青い空と雄大な山々、可憐なソバの花が織りなす美しい景色となる。
グルメ
その昔、松平定信公がお忍びで訪れて食し、絶賛したという「追原そば」。時を経て、生産がごく少量となっていたこの品種を、近年、本格的に再開させたことから幻のそばと呼ばれている。無農薬栽培と自然乾燥にこだわったそばを追原庵で食べられる。