福島県と宮城県海の県境にそびえ、海の見える山である。手長足長伝説が生まれるのも、よく分かる海までの距離である。山頂から望む太平洋の大海原は、大きな魅力となっている。登山口には温泉もあって、初心者や家族連れでも楽しめる山である。元旦に初日の出を拝みながら山開きをする山として知られるが、冬でも温暖な地であり、冬でも歩ける山として貴重である。
鹿狼山山頂神社
トイレの完備した大きな駐車場が登山口となる。すぐに分岐となり、右の「眺望コース」にとり雑木林の中をジグザグに登る。急斜面を登り切ると雑木林も切れて太平洋が見えてくれば間もなく山頂到着となる。頂上には、二等三角点と立派な鹿狼山神社がある。山頂からは、太平洋に白い船、遠く牡鹿半島が遠く望まれる。西側には木々の間から蔵王連峰や阿武隈川が望まれる。帰路は南に向かう「樹海コース」を下る。こちらも整備された道が続いている。
登山口 - [眺望コース・40分] - 山頂 - [樹海コース・40分]- 登山口
JR常磐線 新地駅 - [タクシー] - 新鈴宇峠 - (山行) - 水源の森登山口 - [タクシー] - 新地駅
観光ハイヤー(0244-62-2125)相馬タクシー(0244-35-4115)
常磐自動車道 新地ICより約15分(新鈴宇峠)/約10分(水源の森登山口)
新鈴宇峠登山口/水源の森登山口大駐車場
水源の森登山口にトイレあり
なし
新地IC周辺にローソン相馬新地店/セブンイレブン相馬光陽3丁目店
※新地ICを下りて、鈴宇峠へ直接向かうとコンビニは無い。
新地駅周辺 セブンイレブン福島新地町店(徒歩約15分)
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温泉
登山口のすぐそばにある温泉。露天風呂は大きな岩をくりぬいた湯船でワイルド感たっぷり。木々に囲まれ、遠くに太平洋を望む。ロビーや廊下がすべて畳敷きのため、素足で歩けて気持ちが良い。食堂もあり、宿泊も可。
観光スポット
あまりのおいしさに「もういっぱい!」と言ってしまうことから「いっぱい清水」と名がついた湧水。飲めば長生きできる「長寿の水」とも呼ばれている。道を挟んで向かいには全ての人の願いを聞き入れてくれる「ききわけ延命地蔵」が立つ。
グルメ
新地町産の米「ひとめぼれ」と名水「いっぱい清水」を使用した地酒。ピリッと辛口に仕上げてある。冷やして飲むのがおすすめ。町内の酒店とコンビニで入手可能。
グルメ
新地町はイチジクの生産が盛んで、これを商品化しようと、2年の歳月をかけて誕生したのがこのアイス。バニラアイスに甘露煮にしたイチジクが混ぜ込んである。果肉が大きめで食感の変化が楽しい。「地場産市場あぐりや」でのみ販売。