会いに行きたいシェフがいる───。
ふくしまの食の魅力を追求し続ける輝くシェフたちをご紹介します。

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  地元食材の本当のおいしさに出会える
  イタリアンカフェダイニング

  La Stanza（スタンツァ）

  北林 きたばやし 由布子 ゆうこ さん【いわき市】

  「生まれ育ったいわき駅前エリアを元気にしたい」との思いから、飲食店を開こうと決意した北林さんは、東京の料理学校に通いながら飲食店で働いて経験を積み、2004年にスタンツァをオープンしました。当時は県外産の食材を中心に使用していましたが、東日本大震災を機に状況が一変。自分が使う食材は誰がどこでどんなふうに育てたものか知らなければいけないと思い、地元農家の元へ足を運ぶようになりました。すると、「農家の皆さんが味や安全性にどれだけこだわって作物を育てているかが分かったんです。しかも、とれたての食材で作る料理は格段においしい！それ以来、ほぼすべての食材を地元産で揃えるようになりました」と北林さんは目を輝かせます。

  地域の食材が持つ本当のおいしさに出会える場としてスタンツァは今日もさまざまなお客さまを迎え、いわき駅前ににぎわいを生んでいます。

  

  いわきの郷土料理「ポーポー焼き」に使うサンマのすり身と、長ネギの香りが食欲をそそるピッツァ。

  

  福島県沖の水産物ブランド「常磐もの」を使ったヒラメのグリル。
  

  La Stanza

  • 所いわき市平字三町目8-2 やまとビル3階
  • 問TEL 0246-35-5767
  • 営17：00～22：00 （LO 21：00）
    ※ランチは1階FAROで提供の場合あり
  • 休月曜、火曜、臨時休業あり
  • ￥ディナー約3,000円から

  https://www.stanza.jp/
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  鏡石町の野菜やフルーツを
  ビストロフレンチ風にアレンジ

  poco a poco（ポコ　ア　ポコ）

  小柳 こやなぎ 拓未 たくみ さん・ 比呂 ひろ さん【鏡石町】

  佐賀県出身の拓未さんと、須賀川市出身の比呂さんは、都内の飲食店勤務時に同僚として出会い、結婚。地域おこし協力隊となって鏡石町に移住し、地元の食材を使って町を盛り上げる活動に取り組む中で、2003年11月、念願のレストランをオープンしました。店名の「ポコアポコ」は音楽用語で「少しずつ」という意味。少しずつ愛され成長していく店になればという願いが込められています。一番人気のメニューは、前菜・スープ・パスタ・デザート・ドリンクが味わえる「POCOコース」。秋冬シーズンは、ニンジンのポタージュやさつまいものパフェなどが登場するほか、鏡石町特産のイチゴをサラダやスイーツにアレンジしてお出しすることもあるそうです。「時間をかけて丁寧に仕込み作業をしているので、お客さまにおいしかったよと声をかけてもらえた時は本当にうれしい」と小柳夫妻は笑顔で話してくれました。

  

  一番人気のPOCOコース。

  

  比呂さんが考案したお店のキャラクター「ぽこちゃん」がスイーツに変身！ 季節のフルーツとクリームがたっぷり詰まった「ぽこサンド」。
  

  poco a poco

  • 所鏡石町本町271
  • 問TEL 070-2233-2729
  • 営11：00～15：00（LO 14：00）
    ディナーは要予約
  • 休土曜、日曜、月曜
  • ￥POCOコース 1,500円から

  https://www.instagram.com/kagamiishi.okoshi/