
喜多方市は蔵を代表とする様々な建築様式の建物が建ち並ぶ町並みは広く知られています。
蔵が多く作られたのは醸造業が盛んであったことから、温度管理が平易で生産や保存性が高いため重宝したことや、さらには明治13年(1880)の大火により耐火性が認知され、蔵を建てることが一人前の男の証であるかのようにいわれるようになったからです。
観光資源の代表とも言える蔵ですが、中でも「旧甲斐本家」は外壁を黒漆喰で塗りこめ、内部は銘木をふんだんに用いて建てられた重厚な建物で、見るものを圧倒させます。
このように、贅を尽くして建造された旧甲斐家蔵住宅は平成13年(2001)に喜多方市で第一号とな国登録有形文化財として登録され、喜多方市が平成28年12月1日に取得し、平成29年4月1日より喜多方観光物産協会で運営を開始しました。
※令和5年4月から当面の間、見学休止となっており、旧甲斐家蔵住宅観光案内所も同様に休止中です。
全面公開は令和8年度の予定です。