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2015.08.10(月) 15:00 取材記事(教育旅行)イタリアのミラノ国立大学の学生たちが福島県を訪れました!

震災語り部の村上美保子さん

紙芝居による講演の様子

震災当時の新地町の様子を写真で紹介

紙芝居に聞き入る学生たち

 福島県では、平成27年7月20日から約1週間、現在開催中のミラノ国際博覧会(2015年5月1日~10月31日)において、ふくしまの「今」を発信していただくミラノ国立大学の学生8人を招待し、復興の様子や農林水産物の安全に関する取組を見てもらいました。
 学生のみなさんは、県農業総合センターや桃の生産農家などを訪問し、モニタリング検査などの食の安全に関する取組や生産者のあつい想いに触れるとともに、農家民泊による農業体験や赤べこ絵付け体験、相馬野馬追い見学や県民のみなさんとの交流を通じて、地域に根付く暮らしやそこに息づく文化を直に感じていただきました。
 取材に伺った26日は、震災当時、新地町で旅館を経営していた語り部の村上美保子さんの「命の次に大切なもの」と題した紙芝居では、地震直後、海に出た地元漁師の壮絶な状況の話に涙する学生の姿も見られました。
 今回のプログラムに参加したヴィタリ・エリサさんは「津波を目の前に住民の方々がどんな思いをしたかを考えると恐怖でたまらない」と話し、改めて東日本大震災の被害に心を痛めました。また、ガッリ・フェデリコさんは「被災された方々の復興を目指す力強さを、イタリアに帰ってから伝えたい」と語ってくれました。

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