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2015.12.11(金) 10:04 取材記事(教育旅行)新潟県長岡市立山古志中学校が南相馬市の仮設住宅を訪問!

パンジーとビオラを植栽する生徒たち

生徒たちと楽しく交流する仮設住宅の皆さん

長島復興副大臣からの激励

心を込めた「しあわせ運べるように」の合唱

 平成27年11月13日(金)、新潟県長岡市立山古志中学校の生徒14名が南相馬市原町区の大鹿応急仮設住宅の皆さんと交流活動を行いました。(山古志村は2005年4月に長岡市に編入合併)
 山古志中学校の生徒たちは、復興した旧山古志村の元気な姿を届けようと「ひまわりプロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトは阪神淡路大震災の被災地である神戸から、新潟中越地震で大きな被害を受けた旧山古志村へ贈られた「ひまわりの種」がきっかけとなっており、東日本大震災の被災地に元気を届けようと、昨年度の宮城県に続き、初めて福島県での活動となりました。
 生徒たちは仮設住宅に住む皆さんと一緒にパンジーとビオラを植栽し、敷地内に黄色に彩られた花々からは、復興への希望という生徒と住民の皆さんの思いが伝わってきました。
 また、地震が発生した当時の旧山古志村の村長であった長島忠美復興副大臣のサプライズ訪問もあり、山古志中学校の生徒たちや仮設住宅の皆さんへ温かい激励の言葉をいただきました。
 その後交流会が開かれ、生徒たちからは、ひまわりの種を使ったクッキーやひまわり種油のプレゼントもあり、住民の皆さんは嬉しそうな表情を浮かべていました。交流会の最後には神戸から新潟中越地震の被災地へ贈られた歌「しあわせ運べるように」の合唱があり、心の込められた生徒たちの歌に、住民の皆さんは胸を熱くされていました。
 小林孝子教頭先生は「中越地震発生から10年以上が経ち、旧山古志村は皆さんの支援で元気になりました。今度は私たちが被災地のために何かできることをやろうと、「ひまわりプロジェクト」を立ち上げました。福島県はまだまだ仮設住宅が多くある現状を知り、生徒たちの笑顔を届けたいと思いました。「ひまわりプロジェクト」が神戸・新潟・福島の架け橋になれたらと思います」とお話しいただきました。また大鹿仮設住宅の自治会長である鈴木幸子さんは「遠く新潟県から足を運んできてくれてとても有難い。山古志中学校の皆さんと交流できてとても嬉しかった」と話してくださいました。「今度は山古志に遊びに行くからね」「また来てね」という言葉が交わされ、絆が生まれた温かい交流会となりました。

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