2018.08.30(木) 14:09 取材記事(合宿)埼玉県の立教新座高等学校馬術部が、いわき市で合宿を行いました

［日程］
全体日程　　平成３０年７月２９日から７月３１日（２泊３日）

［学校名・学年・人数］
埼玉県　立教新座高等学校　
１学年９名、２学年８名、３学年１名　計１８名

［来県市町村］
いわき市

［本県を訪れた目的］
　ヘレナ国際乗馬倶楽部は、日本最大級の乗馬施設があり、オリンピック日本代表のインストラクターがいるなど、技術向上に最適な環境であることから、今回福島で合宿を行うこととした。

［取材内容］取材日：平成３０年７月３０日（場所：ヘレナ国際乗馬倶楽部）
　数々の競技大会やインターハイへ出場し、優秀な成績を収めている立教新座高等学校馬術部。高校から馬術を始める部員が多い中、厳しい毎日の練習で、障害飛越競技大会や、演技の正確さ、美しさを競う馬場馬術競技大会へ出場できるまで上達するそうです。
　一見華やかに見える馬術部ですが、実際に騎乗できる時間はほんのわずかで、活動の大部分は馬の世話と厩舎の掃除などに費やされます。
　取材当日、１年生は、ヘレナ国際乗馬倶楽部のインストラクターの指導で、乗馬の基本である「常歩（なみあし）」の練習に励んでいました。背筋をまっすぐに伸ばして、真剣な表情で取り組む姿が印象的でした。
　騎乗を終えると、騎乗した馬に語りかけながら、汗や汚れを丁寧に洗います。タオルでよく乾かしながら、馬の調子や脚などに異常がないかをチェックすることも大切な触れ合いの一つ。部員の皆さんは、汗をかきながら愛情を込めて一生懸命世話をしていました。

［生徒のコメント①］
　「中学ではテニスをしていたが、高校では、おもしろい部活に入ろうと思って馬術部に入部した。今回の合宿で、福島へ初めて来た。埼玉に比べて涼しくて練習しやすい環境で楽しく過ごしている。馬にはそれぞれ性格や個性があるが、ヘレナの馬はキレイに手入れをされていて、しかも乗りやすいと感じた。先輩が１年生のときと比べると、自分たちのレベルはまだそこまで達していないので、早く先輩に追いつけるように頑張りたい。」
（１学年　和泉　優我　さん）

［生徒のコメント②］
　「実は昨日落馬をした。今まで３回落馬をしているが、知らない馬に乗るということは落馬の危険があるということ。多い人で１０回くらい落馬をしている人もいるが、そのことで騎乗が怖くなったり嫌いになることはない。ケガをしないよう、しっかり練習して気をつけなければならない。試合では、いつも練習している馬へ騎乗するのではなく、初見の馬で試合に臨むので、日頃の練習がとても大事。どんな馬でもより高い障害を確実に飛べるようになりたい。福島での合宿は、涼しくて練習がとてもしやすい印象。馬は気温が３５℃を越えると動けなくなり、練習ができないので、埼玉では午後はほとんど騎乗できない。合宿では時間を気にすることなく練習に打ち込めて、充実した時間を過ごしている。」
（２学年　大同　諒さん）


［生徒のコメント③］
　「福島での合宿は１年生のときに経験している。今回も涼しく、開放感にあふれた環境で練習ができている。インストラクターの先生の指導もとても熱心で、新たに学ぶことが多い。今日は全員５時４５分に起床して、一日中馬と接しているが、長い時間馬と一緒にいられるのも合宿ならでは。今日乗った馬は、やんちゃで苦手なタイプだったが、合宿中に少しでも克服したい。もともと動物が好きで馬も好き。生き物を相手にするので気を抜けないし、重労働でキツイこともあるが部活動は楽しい。部活は１２月の大会で引退するが、後輩たちには自分が経験してきたことをしっかり伝えていきたい。」
（３学年　部長　小野　穣さん）

［先生のコメント］
　「天気にも恵まれ、部員たちは元気に練習ができている。ヘレナのインストラクターの皆さんが優秀な方ばかりなので、安心して指導をお願いしている。よい経験を積んで、充実した合宿を送れていると思う。合宿後も、部員たちには長く競技を続けてくれるよう、精神的なサポートをしていきたい。」
（立教新座高等学校　杉本　潤哉　先生）

　「試合は個人競技だけでなく団体競技もあるので、合宿中、部全体に一体感が出てきたのがよかった。先日出場したインターハイでは、自分のパフォーマンスに納得していない部員も多いので、今回の合宿では、より一層熱心に練習に打ち込んでいる。合宿最後の明日も、それぞれが納得のいく騎乗ができるよう頑張ってほしい。」
（立教新座高等学校　髙橋　実奈　先生）

ヘレナ国際乗馬倶楽部
http://helena-international.jp/