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2018.09.07(金) 11:37 取材記事(合宿)都立桜修館中等教育学校の弓道部が會津藩校日新館で合宿を行いました

相手校と共に射場に立って弓を引く

自分のイメージ通りの射形を意識する

精神を集中させて、心と技を一体に

部長を務める萬谷和拓さん

[日程]
平成30年8月13日から8月17日(4泊5日)

[学校名・学年・人数]
3年生(中学校)~5年生(高等学校2年生) 29名

[来県市町村]
会津若松市

[本県を訪れた目的]
 中高一貫教育校である都立桜修館中等教育学校の弓道部では、東日本大震災翌年の平成24年から会津若松市で合宿を行っている。集団行動を行うことで親睦を深め、きめ細かい指導で競技力の向上を図り、夏休み後半から始まる公式戦での上位入賞を目指す。

[取材内容]取材日:平成30年8月16日(場所:會津藩校日新館弓道場)
 個人、団体で優秀な成績を収めている都立桜修館中等教育学校弓道部。中高一貫教育校のため、前期課程(中学校)と後期課程(高等学校)合同で合宿を行っています。
 取材当日は、同じく全国大会出場校である福島県立会津学鳳中学高等学校と交流試合の真っ最中。数日後に公式戦を控えているだけあって、本番を意識した実践形式の熱戦が繰り広げられていました。
 袴を着て弓を引く一連の動作は、美しいだけでなく力強さも感じられます。28m先の的(直径36cm)に矢を的中させていく様子に、個々の集中力と技術力の高さが伺えました。両校の部員とも互いに刺激を受けながら、充実した交流試合となったようです。

[生徒のコメント①]
 「小学生の時、弓道の本を読んだことがきっかけで興味が沸き、弓道部が強い憧れの桜修館へ入学した。弓道は基礎がとても大事なので、乃美先生から最初の3カ月間は弓を引く動作、形を学ぶことの大切さをしっかり教えていただいた。會津藩校日新館での合宿は今年初参加だが、広い弓道場で朝早くから練習ができて楽しい。合宿後すぐ出場する全国中学生弓道大会に向けて、少しでも的中率を高めたい。」
(3年生 副部長 柴田 葉さん)

[生徒のコメント②]
 「今日は会津学鳳中学高等学校と緊張感のある交流試合ができ、学ぶことがとても多い。初めて対戦したが、相手の射る姿から自分の課題を見つけることもできたので、個人戦の大会までにしっかり修正して、力を出しきりたい。会津若松での合宿は今回で3回目。東京に比べて涼しく、違った環境だと意識が変わって練習にも身が入る。部全体としても、一体感が出てまとまってきたと感じている。最後まで気を引き締めて合宿を行いたい。」
(5年生 部長 萬谷 和拓さん)

[先生のコメント]
 「弓道には、正射必中という言葉があり、正しく射れば必ず中(あた)るという意味。射法の基本を繰り返し練習することが大事で、応用はない。弓道は一つを極めることに興味がある性格で、かつ弓道が本当に好きじゃないと続かない。今回、同じ中高一貫教育校の会津学鳳中学高等学校と交流をさせていただき、気持ちの入った試合ができている。とてもありがたく、貴重な機会になり、今後も交流を深めていきたい。會津藩校日新館は、宿舎と弓道場がすぐそばなので、部員達も時間が許す限り練習がしたくて仕方がないようだ。素晴らしい環境で充実した合宿を行っている。来年の合宿の予約もしたので、また福島での合宿を楽しみにしている。」
(都立桜修館中等教育学校 顧問 乃美 弘樹先生)

ふくしま教育旅行(會津藩校日新館)
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/program/disp.html?id=199

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