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2018.11.30(金) 09:38 取材記事(教育旅行)埼玉県加須市立種足小学校が、いわき市で学校交流を行いました

双葉町立北・南小学校に到着

じゃんけん列車で交流

手作りのメッセージカードをプレゼント

種足小から贈った「アンネのバラ」が香る

[日程]
全体日程  平成30年10月23日から10月24日(1泊2日)

[学校名・学年・人数]
埼玉県加須市立種足小学校 6年 33名

[来県市町村]
いわき市

[本県を訪れた目的]
 種足小学校は、双葉町及び町民が東日本大震災で加須市に避難したことが縁で交流を行っていました。双葉町の小学校で英語を教えていたフィリップ先生は福島県に帰還した後も、種足小学校と双葉町の小学校の児童と一緒にテレビ電話で英語の授業を行った交流が続いており、この度、種足小学校の児童たちが東日本大震災について学び、双葉町との絆を深めることを目的に来県しました。

[取材内容]取材日:平成30年10月24日(場所:双葉町立北・南小学校)
 双葉町立北小学校と南小学校の児童による歓迎と元気な挨拶の中、種足小学校の児童たちは、やや緊張した面持ちで体育館に入り、交流会が始まりました。
 フィリップ先生が「Hello!Welcome!! Nice to meet you」と軽快に英語で声をかけると、生徒たちも「Hello! Me too」と答え、コミュニケーションゲーム(「じゃんけん列車」、「猛獣狩りに行こうよ!」など)を行いました。同じ学校同士で会話していた児童たちも、時間が経つにつれて親睦が深まり、手をつないで一緒に体育館の中を駆け回っていました。
 交流会の最後には、種足小学校の児童から双葉町の児童たちへ、手作りの四つ葉のクローバーを使ったメッセージカードがプレゼントされました。
 別れ際、種足小から挿し木を贈られ元気に花を咲かせている「アンネのバラ」の前で写真を撮り、お互いが見えなくなるまで手を振り、エールを送りました。


[生徒のコメント①]
 いわきデイクルーズやアクアマリンふくしまなど、楽しい思い出ができて良かった。特に交流会が始まった時は、とても緊張したが、ゲームや会話をしていく中で仲良くなれた。最後は笑顔で手を振ってくれる優しい人ばかりで嬉しかった。また、みんなに会って英語の勉強がしたいし、福島に来たいと思った。
(6年 大塚樹さん)

[生徒のコメント②]
 最後に渡したプレゼントは“これからも友達。よろしく!”という思いを込めて作った。フィリップ先生や双葉の児童のみなさんとテレビ電話で一緒に授業をした時よりも、仲が深まった。加須と双葉のあたたかい絆を忘れない。
(6年 下薗心結さん)

[先生のコメント②]
 双葉町と加須市の関係について、震災の記憶がない児童たちは分からないかもしれない。だからこそこうして福島を訪れて、その絆を忘れないようにつないでいきたい。地元の大人から震災について聞くだけではなく、実際に双葉の人々との出会いで得られる発見を大切にして、自ら体感し学びを得られる人間になってほしい。今まさに、児童たちの新しい世界が開く瞬間だと思う。
(校長 小宮豊隆先生)

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