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2019.02.27(水) 11:18 取材記事(合宿)東京都の駒沢女子大学アクティ部が来県! 西会津町でジョセササイズを行いました。

鈴木さん宅でジョセササイズ

スコップで切り崩し、スノーダンプで運ぶ

除雪完了!

地域住民と温かい昼食

[日程]
平成31年2月18日から2月20日(2泊3日)

[団体名・人数]
駒沢女子大学アクティ部 学生12名 教授1名

[来県市町村]
西会津町

[本県を訪れた目的]
 豪雪地帯である西会津町小清水地区に住んでいる高齢の独居者宅でジョセササイズを行うなど、除雪ボランティア等を通して地域住民と交流をすることが目的。

[取材内容]取材日:平成31年2月19日(西会津町小清水地区)
 2015年に雪国の日常生活の苦痛を楽しみに変える「除雪は労働ではなくエクササイズである」という考えのもと、日本ジョセササイズ協会が西会津町で発足した。駒沢女子大学住空間デザイン学類教授の榎本氏と、日本ジョセササイズ協会会長で会津磐梯町役場職員である鈴木氏が、東京での福島県移住セミナーで知り合ったことが交流のきっかけで、同大学アクティ部による5年連続5回目の来県が実現した。

 取材当日は、ボランティアの受入活動をしている地域おこし団体「西会津町冨士の郷」の協力のもと、3班4名ずつに分かれ高齢者宅に伺い、それぞれジョセササイズに取り組んだ。
 取材した班は地区最高齢の鈴木さん(86)宅で、榎本教授と日本ジョセササイズ協会会員2名とともに活動し、スコップやスノーダンプを駆使してみるみるうちに除雪した。昨年より積雪が少ないとはいえ、家の周りは屋根から落ちた雪が頭上高く積もり、長靴ですら雪が中に入り込むような状況だった。鈴木さんは「一人ではできないからとても助かる」と嬉しそうに感謝の気持ちを伝えていた。

 アクティ部部長の土屋さんは「部のモットーは、『頭で学べば知識になるが、身体で学べば知恵になる。知恵は生きてく糧になる!』。みんなで楽しく活動しながら地域貢献できるよう計画しています。」と話してくれた。

 ジョセササイズの他に農家民泊や紙すき体験、しいたけ狩り体験を通し、さらに西会津町住民との交流を深めた。

[学生のコメント①]
「ジョセササイズをするのは昨年に続き2回目。昨年の方が雪は多かったが、今年は雪が硬くて水分を含みずっしりと重く、腕が鍛えられて昨年と同じくらい大変だった。明日は筋肉痛になると思うが、住んでいる方の笑顔が見ることができて達成感を感じた。ジョセササイズは準備運動から面白く、皆で楽しめる要素がたくさんあるので、もっと多くの降雪のある地域に広まっていくと素敵だと思う。」
(2年生 石井 香帆さん)

[学生のコメント②]
「初めてジョセササイズを体験した。住民の方が過ごしやすくなるといいなと思いながら頑張った。実家が新潟県のため除雪は普段からやっており、その経験を活かせたと思う。このジョセササイズは、いつもの除雪作業よりも、エクササイズが出来たり地域の方と交流が出来るので楽しい。降雪量の多い地域に住んでいる祖父母や近所の人にこの体験を話して、除雪の手伝いをしたい。」
(1年生 佐藤 玲奈さん)

[先生のコメント]
「実際に体験することが大事で、やってみて初めて学んで身に付くことが多い。普段から大学周辺の地域貢献活動をしているが、ボランティアに限らず、夏の合宿でラフティングをするなど、学生が普段やらないような様々な活動をアクティ部の活動を通して経験してもらいたい。特に今年度からはイベント等の計画を、教師ではなく部員の担当制にし、計画・実施・反省までを一通りすることでとても良い経験になっていると思う。今回のような地域貢献活動を通して、人との関わりの中で社会性やコミュニケーション能力など、人としての基本的な力、生きていく力を身に付けてほしい。もちろん何を学ぶかは学生の意識の問題ではあるが、そういったきっかけを提供できる部活動でありたい。」
(榎本 文夫教授)

◎日本ジョセササイズ協会 http://jjxa.strikingly.com/
◎西会津町冨士の郷 http://www.nct.ne.jp/fujinosato/index.html

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