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2019.01.24(木) 10:59 取材記事(教育旅行)鹿児島県の鹿児島中央高等学校の2年生が来県!震災学習とスキー体験を行いました

ゲレンデでグループごとに講習

一人ひとりにコツを指南

インストラクターと生徒たち

スキーセンター前で集合

[日程]
全体日程  平成30年12月18日から12月21日
福島県日程 平成30年12月18日から12月20日(2泊3日)

[学校名・学年・人数]
鹿児島県立鹿児島中央高等学校 2年生 314人

[来県市町村]
いわき市・北塩原村

[本県を訪れた目的]
 修学旅行のため来県。1日目、震災学習では日頃から災害に対応できる心がまえや防災の知識を身につけることと併せ、2日目のスキー体験を通してチャレンジ精神や体力を培う目的。

[取材内容]取材日:平成30年12月19日
 裏磐梯グランデコスノーリゾートでスキー体験が行われ、真っ白なゲレンデを目の前に、皆大喜びでテンションが上がっていました。
 初めてスキーをする生徒が多く、インストラクターの指導を受けながら緊張した様子でスキーの練習に取り組んでいました。
 午前はゲレンデのふもとでグループごとに講習を受け、午後はリフトに乗って山の上から滑り降りることに挑戦し、滑りきった生徒からは安堵感や達成感を感じました。

[生徒のコメント①]
 「スキーをするのは初めてだったけど、インストラクターの方が親切に分かりやすく指導してくれて、グループ全員が滑れるようになった。こんなにたくさんの雪に触れたのも初めてでとても楽しい。震災学習では、津波で久之浜地区に240世帯の住宅があったエリアが19世帯に減ってしまったことが印象に残った。津波の映像は何度も見ていたが、津波が去ったあとの被災地の状況は知らなかったので、実際来てみて改めて津波の恐ろしさを知った。」
(2年 入來 美優さん)

[生徒のコメント②]
 「鹿児島にはスキー場がないので緊張したけれど、インストラクターの方が一つひとつ丁寧に教えてくれたので滑れるようになった。雪を踏みしめる感覚が新鮮でおもしろかった。震災学習では語り部さんの苦しかった記憶、自分が逃げることで精一杯で津波にのまれていく人を助けられなかったことを、今でも後悔しているという話を聞いた。もし鹿児島で自分が被災した時、避難所で弱った人を助けることや、誘導したりなどできることがたくさんあると気づかされた。」
(2年 徳田 大輝さん)

[先生のコメント]
 「震災学習は今しかできないことだし、災害はいつ来るか分からないので、常日頃から生徒たちには危険に対する心がまえを身につけていてほしい。また、講話を聴いて涙を流す生徒もいた。やはり生の声を聴き、自分の目で現地を見ることが大事だと再認識した。震災学習とスキー体験が一緒にできる福島は、教育のフィールドにとても適している。」
(長 佳文校長先生)

[今回の訪問場所について]
・グランデコスノーリゾート(公式ホームページ)
https://www.snow-grandeco.com/

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