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2019.01.28(月) 14:23 取材記事(教育旅行)静岡県の浜松湖東高等学校が来県!いわき市で震災学習を行いました。

大久ふれあい館の見学

新設された防災緑地

秋葉神社の慰霊碑の前

バス車内より移動しながら被災地を案内

[日程]
全体日程  平成30年12月21日から12月23日
福島県日程 平成30年12月23日 

[学校名・学年・人数]
静岡県立浜松湖東高等学校 1~3年 39名

[来県市町村]
いわき市

[本県を訪れた目的]
 今年で7回目となる東日本大震災支援スタディツアーで宮城県と福島県で震災学習を行うため来県。被災地を自分の足で歩き、自分の目で見て、被災された方の生の声を聞くことによって防災意識を高め「共生」の心を養い、自分に何ができるのかを考え、今後の生き方に反映させていくことが目的。

[取材内容]取材日:平成30年12月23日
 今回は多くの方々が津波の被害を受けた、いわき市久之浜地区で震災学習が行われました。はじめにバス車内で津波の実録映像を見学後、生徒のみなさんは4班に分かれ「いわき語り部の会」の語り部と一緒に久之浜町内を歩きながら、地域防災交流センター久之浜(大久ふれあい館)や新設された防災緑地、浜風きらら商店街などを巡り、現地の空気を肌で感じた研修となりました。
 津波に流されずに残った海岸近くの「秋葉神社」では、慰霊碑に刻まれた東日本大震災の教訓について説明を聞きました。慰霊碑に手を合わせる生徒の姿があり、津波の教訓を後世に伝えなければならないという力強い声が聞かれました。

[生徒のコメント①]
「語り部さんの話で、震災直後の避難所で泣いている赤ちゃんにうるさいと怒る人やピリピリとした空気であったことを聞き、ニュースやテレビで知る限り、みんなで助け合っているイメージがあったので、被災時は想像以上に余裕のない状況だったことを知った。
地域防災交流センター久之浜・大久ふれあい館のまわりや町内を歩きながら、津波にあったらどう動けば良いのか、自分だったらどうするかを考えた。」
(2年 阿部 美友さん)


[生徒のコメント②]
「秋葉神社の慰霊碑に『一度逃げたら絶対戻るな』と書かれていたことがとても印象に残った。一度逃げてまた自宅に戻って津波にのまれた人がとても多かったことは初めて知った。また、秋葉神社が津波に流されず残ったことがすごいと思った。」
(2年 大石 翔音さん)

[先生のコメント]
「震災直後に自身がボランティアに来た時、地元の方と本校の高校生を連れてくると約束した。それをきっかけに2012年から毎年、希望する生徒を連れて宮城県や福島県の被災地をまわるスタディツアーを組んでいる。南海トラフ地震への防災意識もあるが、震災学習を通して被災地で営まれる生活や社会の仕組みを知り、人々と触れ合うことで自分たちに何ができるかを生徒たちには学んでもらいたい。」
(岡田 昌人先生)

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