> ニュース&トピックス > 2016.01.14(木) 19:00 大分県立高田高校が福島県いわき市と北塩原村で修学旅行を実施!
平成27年12月14日から12月18日までの4泊5日の日程で、大分県立高田高校の2年生133名が福島県いわき市と北塩原村を訪れました。本県で修学旅行を行う大分県の高校は震災後初めてとなります。高田高校は、同年代の交流を通して震災学習を深めたいという考えから、本県で修学旅行を行いました。
取材に伺った12月14日は、震災の影響により校舎をいわき明星大学に移設した双葉高校、双葉翔陽高校、富岡高校の生徒、計51名と交流会を行いました。交流会では、「震災で福島は何が変わったのか?」をテーマに、高田高校が事前学習の成果発表を行い、続いて各校がグループに分かれて意見交換を行いました。津波や避難生活の体験談を聞いた高田高校の生徒たちは、その被害の甚大さに驚き、福島の高校生に応援のメッセージを送り、復興への協力を約束しました。高田高校の田仲修児さんは「交流会では友人の同級生を津波で亡くされた話を聞き、命の尊さを痛感した。自分が他者から生かされていることに感謝して、家族や友人を大切にしようと思った」と話してくれました。
2日目の12月15日は北塩原村でスキー教室が行われ、ほとんどの生徒が初めてのスキー体験でしたが、インストラクターの指導で徐々に滑り方を覚え、軽快に滑走する姿が見られました。瀨口佳奈さんは「初めてのスキーだったが楽しく滑ることができた。震災学習やスキー教室など幅広い学習ができたので、今の1年生にも福島での修学旅行を勧めたい」と話してくれました。また、林加代子校長は「今回の修学旅行では、生徒は福島の現状を自分の目で自分の耳で確かめることができた。また、交流会での学習発表や意見交換をとおして、同世代の高校生が力強く未来を語る姿に刺激を受けた。その上で、今後、自分はどうすべきか考え始めたようだ。高校生どうし遠慮なく活発に交流する姿に感動した。生徒にとっても、我々教員にとっても、本当に勉強になった。」と福島県で初めて修学旅行を行った感想を語ってくださいました。
4泊5日の全日程のうち4日間を福島で過ごした同校は、震災を体験した同年代との交流やスキー教室など、新鮮で思い出に残る修学旅行となりました。
検索条件:すべて
検索条件を設定する
対象件数 649件
1~8件
取材記事(教育旅行) 2024.12.19(木) 08:39 沖縄県立嘉手納高等学校が研修旅行でホープツーリズムを実施しました
取材記事(合宿) 2024.12.11(水) 10:43 首都圏の大学鉄道研究部等の皆さんが福島県北エリアでの合宿を体験しました。
助成金 2024.12.04(水) 17:23 合宿の下見費用を支援します! (大学生 案内)
取材記事(教育旅行) 2024.12.04(水) 13:00 滋賀県立石山高等学校が福島県で初めて修学旅行を実施しました
その他 2024.12.02(月) 09:29 岳温泉の合宿パンフレット「温泉リゾート合宿 岳温泉」が新たに完成しました!
取材記事(教育旅行) 2024.11.27(水) 10:17 大阪府立泉大津高等学校が福島県で初めて修学旅行を実施しました
助成金 2024.11.14(木) 09:02 19~22歳を対象に「雪マジ」が今年も始まりました。
取材記事(合宿) 2024.11.11(月) 14:42 東京大学地文研究会天文部のみなさんが南会津エリアでの合宿を体験しました。