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2017.09.12(火) 11:02 取材記事(合宿)埼玉県の埼玉栄高等学校ダンス部が合宿で来県!大自然に囲まれて豊かな表現力を育む!

細かくポジションを修正しながらプログラムを作り上げる

ひとりひとりが重要な表現者

指先まで神経を行き届かせてジャンプ

力を振り絞り最後の大技

[日程]
平成29年7月25日から7月28日(3泊4日)

[学校名・学年・人数]
1〜3年生 34名

[来県市町村]
南会津町

[本県を訪れた目的]
 ダンス部の合宿のために来県。同校の他部活の先生の紹介で、平成26年度から同体育館で合宿を継続している。
 今回は8月のコンクールへ向けた選抜チームでの強化合宿であり、チームワークおよび技術力向上、演目の完成が目的。

[取材内容]取材日:平成29年7月27日(会場:しらかば公園体育館)
 部員たちはコンクールに向けて、梶井基次郎の短編小説「檸檬」のシナリオを、高校生に置き換えた創作ダンスを特訓。10代特有の憂鬱や焦燥、壁にぶつかったときの葛藤や苦しみを経て、その壁を打破したときの喜びや希望溢れる若者の姿を描いている。
 演目の開始の立ち位置から、ひとりひとりの動きの軌道まで、細かい調整を重ねて繰り返し稽古が行われ、生徒たちは全身で指導やアドバイスを吸収していた。
 時折、部員が新しい演出や表現方法を提案する場面も見られ、活気と刺激にあふれた稽古場であった。チームが一丸となって、ひとつの演目をつくりあげる姿勢から、今回の強化合宿に対する熱意が伺えた。

[生徒のコメント①]
「体育館が貸切で舞台幅が全て使えるので、伸び伸びと本番の会場と同じように稽古できることが嬉しい。そのためパート別の練習だけでなく、通しの練習ができて動きに一体感が生まれた。普段の生活より標高が高いので、自然に体を鍛えることができる。疲れた体を、福島のきれいな空気とおいしい食事が癒してくれた。」
(部長 3年生 古田真由さん)

[生徒のコメント②]
「森の中の雰囲気は気持ちが落ち着く。常にリフレッシュして合宿生活を送ることができた。共同生活を通してチーム全体が、先生やお世話になった方への礼儀や感謝の心が無意識に持てるようになったと思う。また進学や就職を前に、自立と共同生活について考える機会になり、円滑なコミュニケーションや、集団の中での自分の役割を意識して生活ができた。卒業前の大切な合宿になった。」
(副部長 3年生 野間洲乃さん)

[先生のコメント]
「福島はごはんや水がおいしい。生徒たちの環境が変わっても、しっかり食事をとってトレーニングに励めるので、食育の面でも安心して合宿ができる。また、選抜チームとしての責任感や、一生懸命やろうという部員の気持ちが日を追うごとに強まっているのを感じる。この福島合宿が特別なものであると自覚し、感謝の気持ちをもって合宿をすすめたい。」
(顧問 志村あづみ先生)

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