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2020.10.23(金) 09:00 取材記事(教育旅行)千葉県の柏市立大津ヶ丘中学校がハワイアインズでチームビルディングプログラムを実施!

[日程]
令和2年10月16日(日帰り)

[学校名・学年・人数]
柏市立大津ヶ丘中学校 3学年 183名

[来県市町村]
いわき市

[本県を訪れた経緯]
 学校生活最後の一大イベントである関西方面への修学旅行が、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止となり、代替として震災学習やチームビルディングを目的にいわき市へ日帰り旅行を実施しました。

[取材内容]
 早朝6時30分に学校を出発し、いわき震災伝承みらい館へ到着した一行は、6台のバスそれぞれに震災語り部を迎え、いわき市内の津波被災地を巡りながら当時の実体験やどのように行動すべきかなど、災害の怖さや対応について学びました。
 その後、スパリゾートハワイアンズに到着した一行は、館内の感染症対策がされたレストランで昼食を取り、気温が常時28℃の館内で行動するため半袖半ズボンに着替え、いよいよリアル宝探し「トレジャーロワイアル」に挑戦です。最初に大広間で各チームへ地図とルール説明用紙、スマートフォンが配布され、ゴールド(ポイント)の取得方法などルールが説明されました。トレジャーロワイアルはスマートフォンのGPS機能等を使いながら、チーム対抗戦で探し当てた宝のゴールド総数を競います。チーム内で作戦を練り、知恵を出し合って協力するため、チームビルディング研修として学校だけでなく企業にも人気のプログラムです。
 説明が終わると多くのチームは大広間を一斉に飛び出していき、いくつかのチームは地図を広げて作戦を練りました。問題を解いて広い館内を探し歩きますが、苦戦しているチームが多い様子でした。今回は1チームあたり生徒4~6名で構成された37チームが競い合い、結果発表では高得点を獲得した上位3チームが表彰され、それぞれ賞品を獲得しました。
 最後はハワイアンズマーケットで、地域共通クーポンを利用してハワイアンズオリジナルのマカダミアナッツ入りチョコレートやキーホルダーなどのお土産を購入し、日本のハワイを楽しんでいた様子でした。

[生徒のコメント①]
「福島県は初めて来た。震災についてはニュースで見たことがあり、何があったのかは知っていたが、今回被災地に来て、語り部さんの当時の行動や、後悔していることなど話を聴いて身近に感じた。家に戻ったら、語り部さんに聴いた話を家族に伝えたい。宝探しは、はじめは順調に解けていたが、次にどの問題に挑戦すればいいのか分からなくなり、あせって解けなくなってしまった。問題が難しかったけど、とても楽しめた。修学旅行は中止になってしまったが、先生方のおかげでこうして楽しい思い出を作ることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。」
(3年 女子)

[生徒のコメント②]
「今年度は新型コロナウイルスの影響で修学旅行に行けないと思っていたので、日帰りでも実施してくださった校長先生をはじめ、先生方にお礼を言いたい。特に、生徒主導で旅行の計画をしていく中で、山田先生にはたくさんサポートしてもらいありがたかった。6月に学校が再開したものの、なかなかみんなと遊びに行くことができない日が続いている。今日は、みんな一緒に協力しながら宝探しができて楽しかった。震災は、誰かが悪くて起きるものではないのに、大切な人が亡くなったり、悲惨な思いをして悲しいことだと改めて思った。現状を知ることで、より福島を身近に感じられるようになった。」
(3年 男子)

[先生のコメント]
「柏市で修学旅行の中止が決定され、代替の日帰り旅行を行わない学校も他に何校もあったが、福島県は受け入れ施設で検温・消毒など感染症対策を十分に行っており、震災学習という学びと楽しい思い出作りの両方が出来るため、行先に決定した。震災講話について、当時幼稚園児だった生徒たちは、大災害があったという事実を重く受け止めていた様子だった。受験が近づき、学校生活のイベントは残り少ないが、生徒たちには楽しい思い出を作ってほしい。」
(山田 了 先生)

[関連ページ]
○チームビルディング(リアル宝探しトレジャーロワイアル)
https://www.tif.ne.jp/kyoiku/program/disp.html?id=608

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