> メールマガジン一覧 > 福島県教育旅行メールマガジン 2018年1月発行 vol.165
【1】パキスタンとスリランカの大学生が来県!ふくしまの豊かな気候風土のなかで、エネルギー政策に触れました!
一般財団法人日本国際協力センターの招聘プログラムでパキスタンとスリランカの大学生22名が来日し、全8泊9日の日程のうち平成29年11月29日から12月3日の3泊4日を福島県福島市、二本松市、三春町、郡山市、喜多方市を訪れました。
地域の人々との交流を通じて日本の、政治、経済、社会、文化、歴史、外交政策等に関する理解を深めることが目的で、取材当日は郡山市にある日本大学工学部で、在校生による土木研究のプレゼンテーションや意見交換が行われ、言葉の壁を乗り越えて交流を行っていました。
学生のコメントや交流の様子など詳細については、下記URLよりご確認ください。
◎福島県教育旅行ホームページ
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=469
【2】修学旅行で福島応援!愛媛県の松山城南高校が初めて福島県を訪れました。
松山城南高等学校の2年生127名が、平成29年12月3日から平成29年12月6日の3泊4日の日程で来県し、猪苗代町、会津若松市、いわき市を訪れました。
同校は「受けるよりは与える方が幸いである」とのキリスト教精神に立って教育を行っており、平成29年6月に福島県と当協会で実施した教育旅行誘致キャラバンで、同校を訪問し本県での教育旅行実施をお願いしたことをきっかけに、求められているのであればと来県が実現しました。
取材当日は会津若松市の武家屋敷や鶴ヶ城を訪れ歴史を学び、会津名物の「天ぷら饅頭」食し、愛媛では見られない雪の積もった山々を見て会津を満喫しました。
先生・生徒のコメントや旅行の様子など詳細については、下記URLよりご確認ください。
◎福島県教育旅行ホームページ
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=467
【3】奈良県立平城高校が修学旅行で初めて福島県を訪れました!
奈良県立平城高等学校の2年生358名が、平成29年12月6日から12月9日の3泊4日の日程で来県し、いわき市、田村市、猪苗代町、会津若松市をコース別研修で訪れました。
平成28年12月に、学年主任をはじめとした先生方が東日本大震災の被害を受けた本県の視察を行い、生徒達に「震災で被害を受けても力強く生きる福島県民の方々に会って、話を聞いて、学んでほしい。」という想いから本県での実施に至りました。
先生・生徒のコメントや旅行の様子など詳細については、下記URLよりご確認ください。
◎福島県教育旅行ホームページ
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=471
【4】青森山田中学校サッカー部が来県。高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会の事前合宿を行う!
青森山田中学校サッカー部27名が平成29年12月13日から平成29年12月15日の2泊3日の日程で来県し、雪がほとんど降ることのない相馬市の相馬光陽サッカー場で合宿を行いました。
取材当日部員たちは大会の会場と同じ天然芝のコートで、風に負けず元気に練習に取り組んでいました。クロスバーを狙ったバー当てのシュート練習では、バーに当たる度に歓声が上がり、練習を楽しみながら技術を高める様子が印象的でした。
先生・生徒のコメントや練習の様子など詳細については、下記URLよりご確認ください。
◎福島県教育旅行ホームページ
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=466
【5】平成30年(2018年)は「戊辰150周年」の年です。
平成30年(2018年)は、明治元年(1868年)から起算して満150年の年に当たります。
戊辰150年をきっかけとして、戊辰戦争と明治以降の歩みを次世代に遺すことや、明治の精神に学び、日本の強みを再認識することは、大変重要なことです。
「徳川将軍家には絶対に忠誠を尽くさなければならない」という信義を重んじた「官軍」の中心的存在であった会津藩は、変革期の激動の渦に巻き込まれ、大政奉還で幕府が政権を朝廷に返した後、旧幕府軍と新政府軍による戊辰戦争が勃発。会津藩は朝廷に刃向かう「賊軍」とされ、戊辰戦争最大の激戦といわれる会津戦争に突入しました。会津藩にとっての戊辰戦争は、「信義」の精神から始まり、「正義」を貫くための戦いだったのです。
奥羽越列藩同盟(会津藩や庄内藩、仙台藩を始めとした31の藩で結成された同盟)各藩と新政府軍との戦いは、白河小峰城(白河市)や棚倉城(棚倉町)、磐城平城(いわき市)、下野国(栃木県)や越後国(新潟県)と隣接し多くの峠があることから多くの戦いが繰り広げられることとなった南会津地方など、鶴ヶ城(会津若松市)に限らず、福島県内各地で勃発しました。
戊辰戦争を理解するためには、どちらか一方の目線に偏らず、新政府軍と旧幕府軍の両面から学ぶことが大事ではないでしょうか。福島県では県内各地の美術館・博物館で戊辰150周年の企画展が開催予定のほか、歴史を学ぶことのできる催しが数多く行われます。詳細は今後のメールマガジンでお知らせします。
この機会に会津藩と新政府軍の知られざる福島県各地の戦跡を巡りながら、教育旅行で明治維新を学んでみてはいかがでしょうか。
◎会津若松市戊辰150周年記念事業ホームページ
http://boshin.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/
◎白河戊辰150周年記念事業ホームページ
http://www.city.shirakawa.fukushima.jp/shirakawa/boshin150shirakawa/index.html
【6】★体験日報★スノーシューで冬の自然を学ぶ!
福島県には多くの山がそびえ立ち、冬は降雪量も多く、ふわふわのパウダースノーの上をスキーやスノーボードで滑走したり、凍った湖でワカサギ釣りなどを楽しむことが出来ます。
また、夏は緑生い茂る裏磐梯国立公園の五色沼周辺も、冬は1mから2mの積雪となり、スノーシュー(洋かんじき)を履くことで、夏は立ち入る事の出来ない探勝路外のエリアや凍った池の上などを自由に歩き回ることが可能となり、夏とは全く違った冬ならではの絶景などの自然を体験することが出来ます。
しかし、標識などはなく、これといった目印もないため、目的地へ行くにはガイドさんの同行が必須です。
有名なスポットでは、イエローフォールや冬にしか行くことの出来ない幻の五色沼などがあります。ガイドさんに同行して頂くと、スノーシューの履き方や、冬の動植物の活動など、より多くを学ぶことが出来ます。
★体験して★
冬の裏磐梯は今回初めて訪問しました。どこを見ても一面雪に覆われており、一見、生クリームのようにもったりとした重い雪のように見えますが、触ってみるとさらさらのパウダースノーでした。
自前の長靴の上から、スノーシューを3本のベルトでしっかりと固定します。装着はとても簡単です。
注意事項として、スノーシューの構造上、後ろ歩きは出来ないため、進行方向を変えて常に前方に進むよう教えていただきました。しかし、万が一転んだとしても、ふわふわの雪なので全く痛くありません。まだ誰も歩いていないまっさらな雪の上に寝転んで、自分の人型を残すことは、雪遊びの楽しみ方の一つです。
スキーと同じようにストックを持ち、スノーシューで歩き始めると、長靴だけなら膝や腰のあたりまで沈んでしまうところを、足首まで沈むくらいで歩くことが出来ました。
虫の声も動物の足音も何も聞こえず、自分の足音以外シンと静まった五色沼は、不思議とリラックスが出来、歩いていてとても気持ちが良かったです。
冬の間に活動している動物もおり、歩きながらその活動の痕跡を見つけることが出来ます。ウサギの独特な足跡や、リスが樹に残っていた松ぼっくりを食べた跡、鳥が木の実を食べた跡など何の動物の痕跡なのか考えながら学ぶことが出来ます。
一見活動を止めているように見える木々も、実は冬芽というものを沢山出していたり、積雪に対して身を固くして耐えている樹がある一方で、逆に柔軟にしなることで雪の重みで折れないように耐える樹があるなど、私が知らなかっただけで、ちゃんと活動をしていました。
スキーは出来ない生徒さんも、スノーシューならば怖さを感じることなく雪と触れ合うことが出来ます。自然学習や環境学習に、裏磐梯は最適のフィールドです。事前に裏磐梯ビジターセンターでビデオ視聴や展示物などで冬の自然の学習をすれば、さらに学習効果は高まります。
この機会にスノーシューを体験してみてはいかがでしょうか。
※裏磐梯エリアの受け入れ人数は50名程です。(体験時間や人数は要相談)
詳細などお問い合わせはこちら
◎裏磐梯観光協会 スノーシュー紹介ページ
(幻の五色沼やイエローフォールの写真も掲載されています)
http://www.urabandai-inf.com/?p=23923