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福島県教育旅行メールマガジン 2018年7月発行 vol.171

【1】 佐渡市立二宮小学校が修学旅行で大熊町立大野・熊町小学校と交流しました
 佐渡市立二宮小学校は、会津若松市での修学旅行に復興支援・社会貢献活動を取り入れており、これまで大熊町から会津若松市へ避難した町民の仮設住宅訪問やものづくり工房でのボランティア活動を実施してきました。今年は、児童同士の繋がりを持ちたいと大熊町立大野・熊町小学校と交流を行い、楽しい思い出をつくりました。

 先生・生徒のコメントや旅行の様子など詳細については、下記URLよりご確認ください。

◎フクシマ教育旅行
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=497

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【2】岡山県立瀬戸南高等学校が修学旅行でいわき市を訪れ、震災学習を行いました
 岡山県立瀬戸南高等学校では、昨年に引き続き、いわき市で震災学習を実施しました。昨年よりもさらに深く学びたいと、先生も生徒も事前学習をしっかり行ってから来県。語り部の話と地元の方達との交流から、震災時に自分の命を守る手段と、被害に遭った方達に対して何ができるかを学びました。

 先生・生徒のコメントや旅行の様子など詳細については、下記URLよりご確認ください。

◎フクシマ教育旅行
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=498

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【3】喜多方市は、満足度の高い農泊体験の提供に向けてがんばっています!
 喜多方市は、平成15年に全国の市としてはじめて、「グリーン・ツーリズムのまち」を宣言し、地域の伝統と文化の継承とともに、自然や環境保全に配慮した地域づくりに取り組んできました。福島県の教育旅行回復に向けて日頃から尽力している、喜多方市グリーン・ツーリズムサポートセンターの事務長で当協会の推進委員でもある小林孝雄氏に、グリーン・ツーリズムの取り組みを聞きました。
 「多くの子どもたちにとって、農作業の手伝いや自分で収穫した野菜を使った郷土料理を食べることは初めての経験。農家との触れ合いを通して、イキイキと過ごしています。ほとんどの子どもたちが楽しかったと感想文を送ってくれるんですよ」と小林委員。豊かな自然の中で、多くの学びを得ることができると、農泊型の教育旅行の需要は年々高まっているそうです。
 今年度、同市は西会津観光交流協会と連携し、広域でさらに多くの人数を受け入れるため、7月下旬には、合同で江戸川区立小松川第二中学校の165名を受入れました。小林委員は「今後も多くの農家さんにお声がけをし、信頼関係を大切にしながら、受入先を拡充していきたいと考えています。会津地域が一つになって、さらに満足度の高い農泊体験の提供を目指していきます」と抱負を語ってくれました。
 最近はインバウンドの受入も行っており、外国人からも農家民泊は好評で、さらなる広がりを期待しています。喜多方市で豊かな自然に囲まれながら、いつもの旅行とは違った貴重な体験をしてみませんか?

◎喜多方市(グリーン・ツーリズム)
https://www.city.kitakata.fukushima.jp/soshiki/kanko/833.html

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【4】古関裕而作曲の大会歌に注目! 8月5日(日)、第100回全国高等学校野球選手権記念大会が開催されます
 毎年、夏の甲子園で球児たちの熱戦とともに行進曲として大会を盛り上げる大会歌「栄冠は君に輝く」。記憶に残る力強いメロディーは、高校野球ファンのみならず、広く愛されている名曲です。
 この作曲者は、福島市出身の古関裕而です。“古関メロディー”として親しまれている作曲作品総数は5,000曲にもおよび、未来へ希望を抱かせる明るい歌謡曲からスポーツ曲まで多岐にわたっています。多くの名場面をいくつも繰り広げてきた夏の甲子園。記念すべき100回目となる今年は、大会歌にもぜひ注目してみてください。
 「古関裕而記念館」、そしてぜひ福島に来ていただき、その業績に触れてみてはいかがでしょうか。写真パネルをはじめ、直筆色紙、作曲作品の楽譜等の展示をはじめ、作曲する際に使っていた部屋がそのまま再現されています。

◎福島市古関裕而記念館
http://www.kosekiyuji-kinenkan.jp/

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【5】★体験プログラムニュース★ 伝統的工芸品の会津絵ろうそくを体験しました
 会津絵ろうそくの歴史は古く、今から約500年前、会津の領主芦名盛信(あしなもりのぶ)公により始められとされています。天正年間には、蒲生氏郷(がもううじさと)公が近江より呼び寄せたろうそく職人が、色鮮やかな季節の花を描くようになり、美術品としての価値が高まりました。今でも一本一本手作りされており、福島県の伝統的工芸品に指定されています。

★体験して★
 今回体験させていただいた、会津若松市にある小澤ろうそく店。昔ながらの落ち着いた店内で、絵ろうそくの絵付け体験(1人900円~)ができます。
 用意されていたのは、1本の白いろうそく。ご主人から「好きな花を描いていいですよ」と言われたものの、少し躊躇してしまいました。こうして、下絵なしに筆を使って絵を描くのは、何十年ぶりかのことです。
 一緒に行った同僚は、すぐに描く絵柄を決めたようで、早速筆を取っています。遅れをとっていることに焦りつつ、私は絵柄を蓮の花に決めました。
 スマートフォンに保存していた蓮の写真を見本にして、ろうそくに少しずつ色をのせていきます。ご主人から「絵の具をあまり薄めない方がきれいに色が出ます」と、アドバイスを聞きながら筆を進めますが、これがなかなか難しい…。けれどすごくおもしろい! すっかり夢中になっている自分がいました。
 暑さも忘れて集中すること約1時間。曲面を描く難しさも感じつつ、完成したのは蓮の花ではなく、架空の花?に。とはいえ、絵付けの後、ご主人や同僚と完成した絵ろうそくを並べてワイワイ感想を言い合うのも楽しかったです。
 今回は教育旅行プログラムとして体験しましたが、大人の方にもぜひおすすめです。皆さんも会津へお越しの際は体験してみてはいかがでしょうか?

◎フクシマ教育旅行
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/program/disp.html?id=236