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福島県教育旅行メールマガジン 2018年11月発行 vol.175

【1】福岡県立修猷館高等学校が、富岡町で原子力災害について学びました

 福岡県立修猷館高等学校は、平成23年度から東日本大震災について考えることをテーマに研修旅行を実施しています。今年で8回目となる研修は、宮城県の閖上などの津波被害からの復興状況を視察した後、原子力災害の現状とその影響について学ぶため福島県富岡町に初めて入り語り部ガイドがついて案内説明を受けました。

 生徒・先生のコメントなど詳細については、下記URLよりご確認ください。

◎ふくしま教育旅行
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=512

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【2】岡山県立倉敷鷲羽高等学校が、いわき市で震災学習を行いました

 岡山県立倉敷鷲羽高等学校は、福島県での修学旅行を通して、復興や地域再生などの震災学習を学ぶ目的に初めて来県しました。「いわき語り部の会」の語り部ガイドがバスに乗車して、薄磯・豊間地区と久之浜地区の2カ所を回りました。

 生徒・先生のコメントなど詳細については、下記URLよりご確認ください。

◎ふくしま教育旅行
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=513
 
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【3】福島県内でいち早くワンストップ窓口を立ち上げ、教育旅行をサポート!

 福島県の教育旅行回復に向けて尽力している当協会教育旅行推進委員から、地域のおすすめやお役立ち情報をお届けします。今回は、磐梯高原学生誘致連合会の一ノ瀬正一会長(マウント磐梯代表取締役)と中村友行事務局長(猪苗代ライジングサンホテル・ヴィライナワシロ支配人)に話を聞きました。
 磐梯高原学生誘致連合会は、年間を通して磐梯高原に教育旅行を呼び込むため1980年に創設。現在、7つの宿泊施設が予約情報を共有し合い、宿側が一本化して体験プログラムの手配など学校からの要望に対応しています。
 創設当時から、関東をはじめ、関西や九州など県外の学校や教育行政と信頼関係を築き、多くの中高生でにぎわっていた磐梯高原エリア。「東日本大震災の原発事故の影響で多くの学校が福島県以外の方面へ変更し、磐梯高原も多くのキャンセルが出ました。ようやく、関東、特に千葉県の学校が少しずつ戻ってきたことは明るい兆しですが、かつての水準には戻っていません。」と一ノ瀬会長。「もう一度磐梯高原へ来ていただくよう、今の元気で明るい姿を全面に出して粘り強くアピールしていきたいです。」と力強く語ってくれました。
 中村事務局長も「磐梯高原は、積雪、雪質ともに恵まれており、首都圏からのアクセスも良好です。連合会はワンストップ窓口も兼ねているので、スキーのレベルに合わせたカリキュラムでの指導や用具のレンタル等の手配も気軽に声をかけてください。」と万全なサポート体制を強調。豊富な受け入れ実績を重ねてきた磐梯高原で、快適なスキーを体験してみませんか?

◎磐梯高原学生誘致連合会
http://www.bgr-fukushima.jp/

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【4】★体験プログラムニュース★ 伝統的工芸品の蒔絵を体験しました
 会津地方は、日本有数の漆器の産地。会津塗は会津藩主・蒲生氏郷が前任地の近江の木地師や塗師を招いて、奨励したのが始まりとされており、今日では福島県の伝統的工芸品として継承されています。蒔絵は、漆器の表面に漆で文様や文字などを描き、金粉や銀粉を蒔いて付着させる工芸技術。会津地方には、蒔絵体験が気軽にできる漆器店が数多くあります。

★体験して★
 蒔絵を体験したのは、喜多方市にある木之下漆器店。店内には美しい漆器をはじめ、かわいらしい桐の粉人形などが数多く並び、見ているだけでも楽しい気分になります。
 初めに、同店の岡野弓子さんから蒔絵の歴史と一連の流れを教えていただきます。「蒔絵は難しく思われがちですが、子どもから大人まで楽しめるところがいいところです」と岡野さん。
 続いて好きな漆器を選びます。今回はいつでも使えるよう黒い漆塗りの箸を選び、パンダを描いてみることにしました。体験では、蒔絵を施す部分に、接着剤の役目となる漆の代用絵の具で図柄を描きます。この絵の具は漆と違いかぶれる心配がないので、手に付いても大丈夫。この絵の具を筆につけ、慎重にパンダを描いていきますが…、この小さなスペースに思いどおりに線を描くのは至難の業です。頑張ったつもりですが、パンダは無理と判断。耳の部分を花びらへ修正し、花の絵に変更してみたところ、岡野さんから「斬新なデザインですね」と言葉をいただき、ホッと一安心です。
 次に、絵の具が乾いてきたら色粉やラメの粉を綿に含ませ、ポンポンと蒔きます。色粉の蒔き方やぼかし方で、グラデーションが出て一気に華やかに。ラメもさりげなく光ってとてもキレイに仕上がりました。
 下絵を描いた時点では、失敗ではと不安になりましたが、色粉を蒔く工程で何とか形になりました。約1時間で味わいのあるオリジナルの箸ができて大満足です。今回の体験で、日本の伝統の美がギュッとつまった会津漆器と蒔絵のすばらしさを再認識。蒔絵体験は教育旅行だけでなく、外国からの観光客にも人気があるそうです。当日持ち帰ることができるので、自分用のお土産にもぴったりですよ。

◎ふくしま教育旅行
http://www.tif.ne.jp/kyoiku/program/disp.html?id=137
※蒔絵体験は1人1,200円から(税別)、選ぶ漆器の小物によって料金が異なります