「日本特撮の父」とも称される円谷英二監督は、1901年に福島県須賀川に生まれました。アイディアマンだったという円谷監督は、豊かな発想力と飽くなき探究心で独自の撮影技法を次々と生み出し、日本の特撮文化の礎を築きました。
しかし時代が進むにつれて、特撮に関する貴重な資料の散失などが見受けられるように…。これを危惧したNPO法人アニメ特撮アーカイブ機構(以下、ATAC)が中心となり、資料の収集・保存の方法を模索。その思いに共鳴したのが須賀川市でした。円谷監督の故郷であると同時に、特撮関連イベントでATACと交流を続けてきた縁もあり、2015年からアーカイブ施設構想についてATACと須賀川市の連携がスタート。旧岩瀬公民館の改装を経て、2020年11月に「須賀川特撮アーカイブセンター」がオープンしました。