> ニュース&トピックス > 2014.09.10(水) 15:43 福岡県大野城市の中学生が被災地派遣研修で福島市を訪れました!

ニュース&トピックス

2014.09.10(水) 15:43 その他福岡県大野城市の中学生が被災地派遣研修で福島市を訪れました!

震災講話を真剣に聞く生徒たち

採れたての桃をほおばる

果樹園での記念撮影

左から藤さんと中園さん

 平成26年8月23日に福岡県大野城市内の中学生10名が、同市の実施する被災地派遣研修の一環で福島市を訪れました。この研修は、次代を担う中学生を被災地に派遣し、実際に被災の現地を見て災害に対する備えや、地域の取組みの大切さを学ぶことを目的に同市が行っているものです。今回で3回目となり、同市内の5つの中学校から代表の生徒が2名ずつ参加しました。
 同日午後、福島市に到着した一行は、市内の観光果樹園を訪れ、果樹園代表の吾妻さんから「風評被害により観光客も減っているが、福島の農家が苦況に負けず復興に立ち向かっている」といった講話を真剣な表情で聴き入っていました。説明が終わると生徒たちは気になったことを積極的に質問していました。最後は桃狩りを楽しみ、生徒たちは自分で収穫した新鮮な桃をおいしそうにほおばっていました。
今回の感想を伺ったところ、大利中学校の藤珠月(とうみづき)さん(2年生)は「桃がとってもおいしかった。こんなにおいしいのに、震災後は収穫された半分以上の桃が売れ残り、破棄されたという話を聞き、もったいないと思った。福岡県に戻ったら、周りの人に東北の方々はとても前向きだということを伝えたい」と語ってくれました。また、同校の中園健太(なかぞのけんた)さん(2年生)は「桃を採るのは難しかったが、とても甘くておいしかった。福島は震災の被害がもっと残っているのではないかと心配していたが、復興は着実に進んでいると感じた。『届けよう 学ぼう 東北の思いと今』という研修のスローガンのもと、被災地の今を自分で見て被災地の方々に元気を届けることができれば嬉しい」と今後の目標を踏まえて話してくれました。
 翌日、福島県を後にした一行は、宮城県、岩手県を訪れて被災地視察などを行い、27日に福岡県に戻りました。

他のニュース&トピックス

対象件数 629件